買いやすさは、設計できる。
売上は、最後の1%で決まる。
藤井雅範です。
ここまで3回にわたり、お客様の購買行動について書いてきました。
そして今日は、シリーズ最終話。
**第4話=「買いやすい(購買決定)」**についてです。
前回の記事では、居心地の良い空間では、お客様の目的が「モノを買う」から「体験を持ち帰る」へ変わっていく、という話を書きました。
ここまで来ると、お客様はかなり購入に近づいています。
では、この段階でお客様は何をするでしょうか。
洋服なら 試着。
アクセサリーやバッグなら 鏡で合わせる。
文房具なら 試し書き。
化粧品や香水なら サンプルを試す。
花なら 飾ったイメージを想像する。
食品なら 試飲・試食。
つまり、お客様は商品そのものを見ているのではなく、**「自分が使っている未来」**を確認しているのです。
人は「納得」すると買う。
購買決定の最後の壁は、価格ではありません。
「これで大丈夫」という納得感です。
だから、試着室は広い方がいい。
鏡は見やすい場所にあった方がいい。
サンプルは手に取りやすい方がいい。
試食や試飲は気軽にできる方がいい。
お客様を迷わせないこと。
不安を減らすこと。
完成形をイメージしやすくすること。
この小さな積み重ねが、最後の一歩を後押しします。
僕が店舗で必ずやること
店舗コンサルティングで僕が必ず行うことがあります。
それは、お客様になりきって店前から歩くことです。
実際にお店の前を通り、
立ち止まり、
入店し、
店内を歩き、
商品を手に取り、
試し、
レジまで行く。
この一連の流れを、自分自身で体験します。
すると、必ず改善点が見つかります。
- 店前から見つけてもらいやすいか(入店率)
- 店内を歩きたくなるか(購買率)
- 居心地は良いか(セット率)
- 迷わず買えるか(購買決定)
この4つを確認するだけで、お店の課題は驚くほど見えてきます。
売上は、設計できる。
多くの人は、売上を「結果」だと思っています。
でも私は、売上はお客様の行動の積み重ねだと考えています。
見つけてもらう。
歩きたくなる。
居心地が良い。
買いやすい。
この流れを一つずつ整えていくこと。
そして、改善を繰り返していくこと。
それが、売上を設計するということです。
今回の4話シリーズでは、ディスプレイから始まり、導線、空気、そして買いやすさまでをお話ししてきました。
VMDは「見た目を整える技術」ではありません。
お客様の行動を設計し、売上につなげる技術です。
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「うちのお店は、どこでお客様を迷わせているのだろう。」
そんな視点から、一緒に売上を設計していきましょう。
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