居心地のいい場所では、買う目的まで変わっていく。
藤井雅範です。
これまで、
についてお話ししました。
今回は、その次に起こる変化です。
あなたは、
「このお店、なんだか居心地がいいな。」
そう感じたことはありませんか。
耳に心地よい音楽。
ふわっと漂うコーヒーの香り。
優しく包み込む照明。
自然体で話しかけてくれるスタッフ。
居心地の良いお店には、
必ずと言っていいほど
五感を心地よく刺激する”空気”
があります。
そして、この空気は
業種を問いません。
カフェでも。
ファッションでも。
インテリアショップでも。
ヘアサロンでも。
フラワーショップでも。
「また来たい。」
そう思うお店には、
共通する空気があります。
居心地が変わると、お客様の目的も変わる。
最初は、
一つの商品を買うことが目的だった。
でも、
居心地が良いお店では、
少しずつ行動が変わっていきます。
試着だけのつもりだった。
でも、
「このバッグも合わせてみよう。」
コーヒーを飲みに来ただけだった。
でも、
「家でもこの香りを楽しみたい。」
ヘアカットだけの予定だった。
でも、
「使っていたワックスも欲しい。」
花束を贈る予定だった。
でも、
「自宅にも飾ってみよう。」
こうした行動は、
接客が上手だからでも、
値引きしたからでもありません。
その空間で過ごす時間が心地よかったから。
だから、
もっとその時間を持ち帰りたくなる。
人は「モノ」を買うのではなく、「体験」を持ち帰る。
ここが、
VMDの面白いところです。
最初は、
一つの商品を買うために来店したお客様。
でも、
居心地の良い空間では、
その商品を使った未来を想像し始めます。
その服に似合うアクセサリー。
そのコーヒーに合うマグカップ。
その花を飾る花瓶。
そのヘアスタイルを維持するスタイリング剤。
お客様は、
商品を増やしているのではありません。
体験を広げているのです。
だから、
セット率は自然に高くなります。
「空気」は、売上にも現れる。
僕は、
店舗を見るとき、
ディスプレイだけを見ません。
導線だけも見ません。
その店の”空気”を見ます。
音。
香り。
照明。
スタッフ同士の距離感。
お客様の歩く速度。
滞在時間。
笑顔。
こうした
**数値化しにくいものが、
実はセット率や客単価に大きく影響しています。**
だから僕は、
VMDを
「ディスプレイを整える仕事」
とは考えていません。
お客様が心地よく過ごせる体験を設計する仕事。
そう考えています。
現在、
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「居心地の良さ」を感覚ではなく設計として考えたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
そして、
どれだけ居心地が良くても、
最後の最後で、
お客様は
「買いやすい」
と感じなければ購入には至りません。
では、
人は、
何をもって
「買いやすい」
と感じるのでしょうか。
シリーズ最終話。
次回は、
「買いやすさは、設計できる。」
についてお話しします。
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