なぜ人は、思わずシェアしてしまうのか?
藤井雅範です。
人はなぜ、
その体験を誰かに話したくなるのでしょうか。
「良かったから。」
もちろん、それもあります。
でも実際には、
それだけではありません。
人がシェアしたくなるとき、
そこには共通点があります。
それは
「少しだけ特別だった。」ということです。
驚くほどではない。
でも、いつもと少し違う。
その“少しの差”が、
記憶に残ります。
人は、記憶に残ったものを
言葉にします。
そして
言葉にしたくなったとき、
それはシェアになります。
では何が
その“少しの差”を生むのか。
それは
特別な商品だけではありません。
むしろ多くの場合
空間の体験です。
光の当たり方。
視線の抜け。
音の流れ。
距離の取り方。
そうしたものが重なって
「なんとなく良かった」
という感覚が生まれます。
この“なんとなく”が、
とても重要です。
言葉にしにくい。
でも、誰かに伝えたくなる。
だから人は
「なんか良かったよ」
と話す。
そしてその一言が、
次の人を動かします。
ここでVMDの役割が出てきます。
VMDは
商品を見せるためだけのものではありません。
体験の質を整える設計です。
どこで目が止まるか。
どこで少し安心するか。
どこで「いいな」と感じるか。
それらはすべて
設計できます。
特別な仕掛けは必要ありません。
ほんの少し
印象に残るポイントがあればいい。
それが
記憶になり
言葉になり
シェアになります。
つまり
シェアは偶然ではなく
設計によって生まれるものです。
売場は
売る場所であると同時に
語られる場所でもある。
その設計ができると
お店は自然に広がっていきます。
人は
商品をシェアするのではなく
体験をシェアしている。
見え方だけでなく、店舗での体験についても日々現場で向き合っています。
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