洋服を洋服として売るから売れない!
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
購買動機の変化
“ファッションを買う”という行動の動機に関して
以前は
『トレンドの〇〇ブランドの服を身に着ている自分』という“服装による自分を表現したい”というものが理由だった時代があります。
今は、例えば
『スタバでコーヒーを飲みながらMacbookのキーボードを打っている自分』(ベタな例えでスミマセン 笑)というような、“ライフスタイルによる自分を表現したい”という理由になってきている傾向があります。
選ばれる理由が、トレンドやブランドからライフスタイルへと変化している、と言えるでしょう。
昨今のアパレル企業が苦戦している理由もここにあるのではないでしょうか?
“人々は洋服を求めている”と勘違いしているから、いつまでも洋服を洋服として売ってしまっているのです。
詳しく言えば、店頭でも洋服だけを表現しているという間違いを犯しているということです。
洋服だけを表現してビジネスが成り立つのは、価格戦略に的を絞ってやっている企業のみ。そしてそこは圧倒的な調達力、徹底したローコストオペレーションの実現が不可欠。なかなかしんどそうなビジネスですね・・・
リアル店舗だから出来ること
売っていく商品は洋服メインでももちろんかまいません。
ただし人々が捉えるファッションというのは、もう洋服だけではないのです。
どんなライフスタイルを提案するのか?をしっかりと伝えた上で洋服という商品を売る。ライフスタイルを表現した上で洋服というパーツを売るということです。
そのために店頭はどうあるべきなのか?
(店舗環境・ディスプレイ)
スタッフは何をすべきなのか?
(サービス・SNS・接客)
これを企画することです。
リアル店舗ではライフスタイルを表現したディスプレイが出来ます。
それに合った音楽を流したり、アロマを演出することも出来ます。
スッタフが好きなライフスタイルの話題をお客さんとすることも出来るし、それに合ったコーディネート提案をすることも出来ます。
だって、リアル店舗だもの!
なのになのに、やっていない・出来ていないお店が多いですよね~
もったいないなぁ。
人々は洋服を求めているんじゃない。ライフスタイルという名の自己実現をしたいのです。
あなたのお店なら、どう表現しますか?
お知らせ
【“日常の中の非日常”それがリアル店舗の魅力】
『リアル店舗にかかわる皆さんへ向けて、
お客様の“期待値”を超える“店舗体験”を提供するためのお店づくりを学んでいただける講座。
この講座で学ぶことで各店舗内のスペースでお客さんにどのような体験をしてもらうのか?という、店舗体験の企画につながります』
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ビヨンド・コロナのリアル店舗づくり
ユニクロで買う場合とシャネルで買う場合、同じ“服”というものを買う行為でも“気分(感性)”が違います。“品質の良し悪し”“価格の高い安い”ではなく、お客様の“期待値”が違うのです。“期待値”を超える“店舗体験”は大きな満足感を与えます。
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