お客様を誘導するテクニック・・・


VMDコンサルタントの藤井雅範です。

今日はクライアントのアパレルメーカーで打合せでした。

そのなかで、VMDを担当するスタッフの皆さんにマネキンの構成についてお話しする機会がありました。

さて、マネキンの構成とは?

マネキンの構成とは?

どの向きにマネキンを置くのか?

という向きの問題。

どのポーズのマネキンを使うのか?

というポーズの問題。

複数のマネキンをどう配置するのか?

という配置の問題。

こんなことのお話です。

どちらに向けるのが良いのでしょう?

IMG_7578

基本的にマネキンの向きとは?

顔の向きなのか?

身体の向きなのか?

そうです、マネキンは人間と同じように動きがあります。

だから顔は右向き、胸は正面、下半身は左向き、なんてこともあるわけです。

ちょうど人間が振り返った時とおんなじように・・・

なので、基準を考えましょう。

やはり主役である商品、スタイリングがよくわかることを考えると、胸の向きを基準としましょう。

それがお客様が歩いていらっしゃる導線に向けてよく見える位置に向ける、ということが基本。

どんなポーズが良いのでしょう?

次にポーズの問題。

これは商品のデザインが良く見えるポーズを選ぶ、ということです。

ぴったりしたタイトスカートを大きく開いた足のマネキンに着せるのは無理があります。

反対にタップリしたドルマンスリーブ(アームホールがゆったりと大きいデザインの袖のこと)のニットなら、大きく腕を上げたポーズのマネキンに着せれば、特徴が良く伝わります。

そういうデザインの面。

あとはそのポーズがお店やブランドのテイスト似合ったムードを持っているのか?

などなど・・・

 

さて、どう配置する?

次に複数のマネキンの配置の問題。

ココが結構大切。

且つ奥も深く面白い。

同じポーズのマネキンを同じ向きでリピートする。

これはとても印象に残ります。

繰り返されるから。

だからスタイリングも共通項をたくさん持たせるとインパクトが増し、非共通項目が浮き立って見えてくる。

(レングスの違いが浮き立つ、ディティールの違いが浮き立つなど)

似ているようでいて、違いを表現できる。

比較して選んでいただく場合に有効。

 

違うポーズのマネキンの場合。

これは無数の構成が考えられるのですが、一般的に有効なテクニックをお伝えします。

まず向き。

これは一体を導線に向ける。

もう一体は正面にむける。

これでおそらく45度の向きの関係になっていると思います。

次に前のマネキンがみている方向と、後ろのマネキンがみている方向を合わせる。

つまり同じ一点をみている様に構成する。

この、向きと視線が同時に成立するとおそらくはバランスの良い構成になっていることが多い。

若しくは45度の向きの関係で、後ろのマネキンが前のマネキンの方をみている、或は見つめ合っている。

これも良い構成の場合が多いです。

マネキンの視線に注目しよう!

更にもうひとつテクニックを伝授。

マネキンの視線についてです。

お客様はマネキンをみたとき、そのスタイリングに注目したあと、視線がどう動くか?

実は、そのマネキンの視線を追う場合が多いのです。

だから、お客様に進んで欲しい先にマネキンの視線を向ける、というのもひとつのテクニックです。

そこに、見て欲しい商品を陳列する。

奥の方に視線を向けて奥へ誘導する・・・

こんなテクニックも可能なんです。

まとめ

お店でマネキンを使用されているみなさん。

マネキンの向き、ポーズ、配置。

こういったマネキンの構成を勉強してくださいね。

知っているのと知らないのとでは効果が全く違ってくる。

 

・・・・・そういうことです。

 

 

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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