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『“顔”を大事にしようね!』 -いま、店頭ディスプレイで大切なこと-

こんにちは!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

 

先日通りかかったお店。

以前僕がいた会社のショップです。

僕も在職当時は関わらせていただいていました。

久しぶりに見ると・・・

『ザンネーン!』な店頭だったので、アドバイスさせていただきます。

愛を込めて。

お店のメインのディスプレイスペース。

マネキンもあれば、大きなタペストリーもあれば、スタンドタイプのポスターもある。

それらは全て洋服のスタイリングをメインにしたディスプレイ。

緑のニット、ブルーと白のストライプのブラウス、ベージュのベスト&パンツのセットアップ。

カラーもテイストもバラバラ。

そして全て洋服のみ。

着て行くロケーションを表してみたり、合わせられる雑貨やアクセサリーを身につけてみたり、といった表現は少ない。

洋服を売りたい!売りたい!売りたい!という押し付けの印象が伝わってきます。

 

が意味するもの

さらにそれらは全て“顔”がついています。

“顔”というものは潜在的に強い印象を与えているもの。

なのにタペストリーとポスターは人間のモデルさん。

マネキンは白いのっぺらぼうの抽象マネキン。

モデルさんとは全くイメージが違います。

着ているスタイリングには同じものがあります。

しかし伝わるイメージは違う。

ポスターのモデルとディスプレイを同じ場所で見せるのなら、首のついていないトルソーを使用する、といった気遣いはしてほしいですね・・・

ここでも感性やテイストではなくただ、洋服を売りたい!売りたい!売りたい!という押し付けの印象が。

 

今大切なのは、たまたま買ってもらうことじゃない!

たまたま通りかかったお客さんで、“モノ”として気に入ったものがあれば買ってくれるかもしれません。

でもね、大切なのはファン、リピーターになっていただくことなのです。

 

ご存知のように、今、日本は少子高齢化がますます進行しています。

新しい人に買っていただくことも大切ですが、“ショップ”や“ブランド”のファンになってもらい顧客になってもらい、お客様の期待を越えられるような接客・提案・お店づくりで、関係性を深くすることです。

 

モノ!モノ!モノ!を表現することよりも、その先。

ショップのテイスト・コンセプト・スタイルを好きになってもらいましょう。

またここで買いたい、そう思ってもらいましょう。

そのための店づくりで大切なのは

洋服を売りたい!売りたい!売りたい!

モノを見せたい!見せたい!見せたい!

ではないはずです。

 

伝わっていますか~?

 

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