アパレル業界でSDGsが重要な理由 その②

こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。
前回の引き続きで、『アパレル業界でSDGsが重要な理由 その②』を書いてみます。
前回の記事↓

SDGsとファッション
ラナプラザ事故によって、サスティナビリティ(持続可能性)が大きな価値観として根付きました。
さらに国連サミットで採択された『持続可能な開発目標(SDGs)』など、持続的な環境や社会に対する消費者意識が高まり、購買動機においても、商品製造の背景や社会的意義などが求められるようになってくるようになりました。
SDGs17の目標
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任 つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
前回のブログにも書いたように、“アパレル業界は石油業界に続き、二酸化炭素排出量が2番目に多い”のです。
素材の綿花栽培に使われる大量の農薬(化学物資)や、廃棄する際の焼却処分で排出されるCO2による環境問題は深刻です。
アパレル業界では無農薬の綿花栽培(オーガニックコットン)を使用したり、リサイクルや環境に配慮した素材開発に取り組む企業が増えてきています。
上記に記載の「13~15」の地球環境に対する内容に当てはまるのです。
また、途上国への仕事提供に貢献している反面、労働コストを削減することで安価な服の販売を実現しているため、労働問題が深刻化。
労働環境や長時間労働など、労働者の基本的な人権が守られることも重要視されており、多くのブランドが、労働者や環境に配慮した生産様式に移行しています。
人権問題や、上記に記載の「7~12」の経済的・社会的な豊かさに関する内容まで広く当てはまるのです。
大量生産・大量消費により、日本だけでも1年間で10億着を軽く超える衣服が廃棄されており、余剰在庫が問題視されています。
近年では企業や消費者の「SDGs」への理解の高まりで、生産量のコントロールやリサイクル、オフプライスストアが注目されるなど、様々な取り組みがなされており、今後の目標達成に期待されてきています。
上記に記載の「12」のつくる責任つかう責任はもちろん、先に上げた、生産過程における「環境問題」「労働問題」にも関係してくるのです。
この話の続きも、また次回書いてみますね。
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