もう売れません!ロジカルなだけのVMD。

こんにちは!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

『VMDはロジカルなもの』そう思っていませんか?

たしかにそういう側面はあります。

しかしそれだけではもう売上は上がらないのです!

かつて、マニュアルで売れていた時代があった

設定された場所に設定された量を展開する。

その手法もカラー別、アイテム別、コーディネート別などと予め設定されている。

見せるものはコレ、売り積むものはコレ。

売れ方の応じてそこに何が補給されるのか?

どう表現を変えるのか?などといった指示書(マニュアル)がありそれによって変化させる。

そんなものがVMDと呼ばれていて時代がありました。

確かにそれで売れていた時代もあった。

しかし今はどうでしょう?

整然とカテゴリー分けされていて、きちんとそのコーナーを表現するものがディスプレイされていて、売り場に行くとそれがわかりやすく手に取れる。たしかにコレは基本です。

基本さえ出来ていない場合はまずやってみる価値はあります。

基本から少し逸脱してみる

それだけでお客さんが手にとって順調に売れるのならばそれで良いと思います。

もしそうでなければ、もっともっとエモーショナルに惹きつけることにチャレンジしてみてはいかがでしょう?

基本的なデニム売場。上段のバナーで誘導。カラー別に棚に畳んで展開。Tシャツがアクセント。

デニムコーナーだからデニムをディスプレイして、買いやすいようにデザイン別、カラー別にレイアウトされている。大きなサイズから順にたたまれて積み上げられている棚。

一見整然としているし、見やすく買いやすい。

しかしそれだけでは地味な売場。

そこに惹きつける魅力がもっとあれば・・・

デニムシャツの売場。豚の人形、何だかわけのわからない古道具、けったいな置物、ボロいバインダー・・・

こんなふうに一見デニムとは関係のないものを差し込んで見る。

『おやっ?なんだろう』

『えっ、どうして?』

心を揺さぶらせる表現。

ちょっとした違和感が魅力になる。

基本を少し崩す、逸脱させることでお客さんを惹きつけるのです。

『VMDはロジカルなもの』もちろんそういった側面は大切でした。

特にチェーン展開しているような場合はね。

これからはそこから一歩進化させましょう。

ちょっとした違和感をプラスする。

そんな感性がお客さまの共感を呼ぶのです。

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