アパレル業界で今目指すべきVMDの姿

アパレルを扱うリアル店舗で働く方々は洋服だけを扱っている仕事ではなく、ライフスタイル全般のアドバイザーという視点で考え、行動することが必要です。そういった事を踏まえて、これからのアパレルにおけるVMDについて解説いたします。

アパレルにおけるVMD

今、アパレルのお店の現状はどうなっているのでしょうか?

客数が減少している

アパレルを扱うリアル店舗の売上は、減少していると言われています。

人口の減少、ECCtoC(メルカリなど)の台頭の影響と言われることも多いです。

そして売上を構成する要素【客数客単価】の中では、“お買い上げ客数”の減少が大きいようです。

“お買い上げ“客数”が減少しているのならば、“客単価”をアップさせることで売上はカバーできます。

客単価をアップさせるには?

“客単価”に目を向けてみましょう。

“客単価”は“平均一点単価”“平均セット率”に分解できます。

売上をアップさせようと思えば、この“平均一点単価”か“平均セット率”をアップさせればよいわけです。

ではどうすれば平均一点単価や平均セット率をアップさせられるのでしょう?

お客さまのライフスタイルを彩る

接客する時に、そのお客さんによくお似合いになるコーディネート提案をして差し上げますよね?

アパレルを扱う仕事の基本であり、とても重要なお仕事と言えます。

その考え方をライフスタイル全般に広げていくのです。

 

その洋服を着た時にどんなヘアースタイルをするのか?

どんなメイクアップをするのか?

その洋服を着た人はどんなインテリアの部屋で過ごしているのか?

どんな音楽を聴くのか?

その洋服を着た人はどんなレストランに行くのか?

どんな料理が好きなのか?

どんなお花?

どんな小説を読むの?

どんなフレグランスを・・・

そういったことに思いを広げてみるのです。

アパレル業=お洋服屋さん、からの逸脱

アパレル業=お洋服屋さん

という固定概念からの逸脱です。

そのお客さんによくお似合いになるコーディネート提案

これをライフスタイル全般に広げてゆく。

そうするとセット率はアップします。

物によっては一点単価も上げることが出来る。

お洋服しか扱っていないときに比べて、来店頻度や購買率までアップさせることが出来ますよね。

 

アパレル=洋服屋さん

から逸脱し、ライフスアイルのアドバイザーになることです。

それができればお客さんとの『関係性』も深くなります。

新規客⇒顧客⇒固定客⇒ファン・・・

 

アパレルだけを扱っているという意識からの逸脱。

ライフスタイルのアドバイザーという視点での品揃え〜店作り〜メディア発信。

それがこれからのアパレルにおけるVMDだと思うのです。

 

 

売上がアップするVMD

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