あなたが笑顔だからお客さんも楽しくなる
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
昨日まで三日間『VMDセミナー BASIC』というオンラインセミナーを開催していました。
大手アパレルのVMD担当の方、ファッション専門店の経営者、SNSのコンサルタントの方、VMDとして起業されている方などにご参加いただきました。
セミナーの後半では参加者の皆さんが関わっている店舗における実際の課題に関して、解決へ向けてのアクションを企画するシナリオを書いて発表してもらうコーナーを設けたんですよ。
それを聞いていた感じたことがあります。
それは参加者の皆さんがお客さんに向けて
「お店を楽しんでもらいたい」
「くつろげる空間を作りたい」
「暮らしに役立つ商品と出会える店でありたい」
「生活のヒントを見つけてほしい」
・・・・・
そんな思いがあり、それが“リアル店舗だからできるアイディア”としてシナリオに表現されていました。
そうですよね。
小売業、リアル店舗の根底には『素敵なくらし』への願いがあります。
店舗を訪れたお客様が
「あっ、こんなのがあるんだ〜」
「そうそう、こういうのを探していたんだった!」
「わっ、これを身につけたら友達はびっくりするかなぁ?」
そんなふうにワクワクする発見と出会いに溢れたお買い物を楽しんでくださる。
そんな店舗にして行きたいと感じている。
そしてそのために大切なこと、それは店舗に関わる人たち自身が“今”を心地よく過ごしていることが重要なのです。
なぜならば、店舗に関わる人たちが辛そうだったり、つまらなさそうだったら、それがお客さんに伝わるから。
例えば自分は全然気に入ってないけど、他店の売れ筋らしいからとバイヤーが仕入れた商品を、残業続きで疲れ切ったVMD担当者がやっつけで売り場を作って、人手不足で休憩も回せていない不機嫌な販売スタッフが接客する。例え表面的には出していなくても、リアル店舗の空気感は伝わってしまうものです。五感で体感するのがリアル店舗ですから。
もしも、バイヤーはお客さんの笑顔を思い浮かべながらこだわりの商品をセレクトしていたら。
もしも、VMD担当者はその商品の持ち味を持ち前のセンスでコーディネートし、ワクワクする店舗空間を作れたら。
もしも、販売スタッフは自分が大好きな商品に囲まれた店舗空間で仕事できることを誇りに感じて、自信を持ってお客さんと接することができたら。
店舗を訪れたお客さんはその空間を体感し、その商品のある暮らしをイメージして自分にとって価値のある商品だと感じてくださることでしょう。
だから売り手である私達が「今、心地よく生きる」こと。
それがお客さんの『素敵なくらし』へとつながるのだから。
セミナーに参加してくれた皆さん、楽しい時間をありがとうございました!
皆さんのシナリオがアクションに移されること、楽しみにしています。
また結果を教えてくださいね!
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