コンセプトは、誰のものか?
藤井雅範です。
大学で四つの講義をしています。
そのうちの一つで講義を受けた感想を、学生にレポートとして書いてもらいました。
その中に、こんな一文がありました。
『納得した点:一人一人が自分らしいライフスタイルに向けてビジョンを掲げている』
シンプルだけれど、重い言葉です。
彼らは、
「自分らしさ」を前提に考えている。
別の学生はこう書きました。
『納得した点:ファッションはコンセプトを作ることが一番重要であること』
さらに、こんな声も。
『納得した点:現代社会の強みとして、ファッションアプリが発達していることで、家にいるだけで全てAIが解決してくれる。オシャレにもなれるし、勉強もできる』
AI。
アプリ。
多様性。
ビジョン。
彼らにとって、それは当たり前の風景です。
では、お店はどうでしょう。
コンセプトは明確ですか?
それは言語化されていますか?
スタッフ全員が同じ方向を向いていますか?
AIから情報を得ることは簡単です。
でも、“どう解釈するか”は人間の仕事です。
ビジネスとして携わった瞬間、
私たちは守りに入ります。
前年踏襲。
当たり障りのない色使い。
無難なレイアウト。
でも、
コンセプトが弱い売場に、強い顧客は生まれません。
学生たちは
「自分らしいビジョン」を前提にしている。
ならば、店もまた
“自分らしい売場”を掲げるべきではないでしょうか?
VMDは装飾ではありません。
思想を、空間に翻訳することです。
もし今、
売場が少し曖昧なら。
それは改善の余地ありです。
コンセプトを再定義し、
情報を再編集し、
楽しさを再設計する。
そのプロセスを、一緒に整えていきませんか?

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