なぜ、また行きたくなる店があるのか?
藤井雅範です。
前回、
“空気とは何か?”
について書きました。
空気を分解すると、
①視覚(見せ方)
②空間(距離の取り方)
③気配(見えない情報)
に分けることができます。
今日は
③「気配」の話です。
ある日、街を歩いていると、
焙煎したコーヒーの香りが漂ってきました。

振り返ると、
古い民家を改装した小さなカフェ。
正直、
視覚的にはそこまで目立っていません。
でも
香りが印象に残った。
そして数日後、
僕は自然とその店へ向かっていました。
これが
“気配による誘導”
です。
人は
目だけで店を選んでいません。
香り。
音。
空気感。
そうした
見えない情報が、
記憶に残り、
再来店を生んでいます。
これは
プルースト効果とも呼ばれます。
つまり、
記憶に残る店には
“感覚設計”がある。
VMDは
陳列技術だけではありません。
人の記憶に残り、
再び足を運びたくなる空間をつくること。
そこまで含めて、
これからのVMDだと思っています。
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