ユニクロとZARA。その違いを比較し、参考になる点を探ってみた・・・


VMDコンサルタントの藤井雅範です。

冷たい雨の降る東京で、このブログを書いています。

本日より東京ビッグサイトで行なわれている、IFF(インターナショナル・ファッション・フェア)に行ってきました。

いくつか催されていた講演も聞きましたよ。

IFFでの講演

ディマンドワークスの斉藤氏による講演。

タイトルはこのとおり。

「『ユニクロ対ZARA』より 今こそODMはSPA化を目指せ ZARA創業者オルテガ氏に学ぶ起業家精神」

興味深いですよね。

ユニクロ対ZARA その広告宣伝・店舗内装、投資の違い

wikipediaより

wikipediaより

斉藤氏によると、ユニクロは4.6%の広告費を掛けているらしい。

その用途として特徴的なのはチラシ。

毎週欠かさず投函されるそうです。

そしてその内容(掲載商品)は店舗ごとに店長采配で決定されるらしい・・・

 

対してZARA。

基本的に広告宣伝費はゼロ。

店舗に対して投資している。

 

確かにZARAの内装は、一見スーパーブランドと見まがうようなつくり。

ショーウインドウのディスプレイもそう。

照明効果の効いた、まるで舞台装置の様な見せ場になっています。

実は使っているマネキンも、スーパーブランドが使用しているものと共通しているんですよ。

ユニクロ対ZARA その販売手法の違い

斉藤氏によると、ユニクロは客数重視らしい。

レジをさばく時間は45秒を目安に、という方向性。

MDも単品志向。

機能性商品を常に進化させている。

 

対してZARA。

お客様にゆっくり回遊、商品を吟味していただきセット率、客単価を上げる方向。

MDはコーディネート重視。

トレンドを程よく取り入れる。

企画開発は徹底してスタイリングベース。

スタイリングに不要な、又は合わない色は作らない。

柄物は一色展開が多い・・・

スペイン周辺での生産にこだわり、鮮度重視のため空輸を多用。

当然物流コストは掛かるが、世界中でリアルタイムに新鮮な商品が提供できる。

広告宣伝費は掛けない変わりに、心地よい店舗環境を作り、客単価を高め顧客満足を深める。

ファンになってもらい口コミで宣伝していただく。

そんな方向性の様です。

 

ユニクロ、ZARAそれぞれ生き方が違います。

特にZARAの店舗投資の考え方は参考になりそうですね。

まとめ

以上の事を参考に、今後の展望を考えてみた。

店舗への投資にECサイトやソーシャルメディアを掛け合わせて運用。

オムニチャネル(ネットでも実店舗でも同じ利便性で買い物が出来る)を実現する。

それとともに、ソーシャルメディアを活用して顧客との関係性を深めていく。

そうする事で顧客を創造し、ロイヤルカスタマー(上顧客様)を増やしてゆく。

ロイヤルカスタマーの口コミや拡散・シェアで、新たな顧客が店舗へ、ECサイトへ誘導される。

自然と裾野は広がっていく・・・

もう昔の様な、広告宣伝費は使わなくても良い。

投資する先は店舗とECサイトやSNSを運用する労力、となる。

人口は減少しているのに、買い場は広がる今、こんな手法をとっていきたいですね。

 

・・・・・そういう事です。

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

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