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カッコ良いだけのディスプレイでは、何も伝わらないのです・・・

こんにちは!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

いつもブログを読んでくださってありがとうございます。

広告宣伝のあり方の変化

ファッション業界における広告宣伝のあり方、消費者からの反応はここ数年大きく変化してきています。

 

一昔前は『有名モデルやセレブを起用したイメージ重視のビジュアルを作成、店頭や広告媒体に掲載する』

こういった広告宣伝が中心だった時代がありました。

格好良さやイメージが何より重視されていたんですね。

それで反応が得られていた。

 

店頭でもそのイメージの内照式サインやポスターが使用されていました。

実際に商品を着せるディスプレイもそれらと連動したイメージが重視されていましたね。

 

そして今、状況は大きく変化しました。

ファッションにおいてもTikTokやリールといったショートムービーの影響力が増しています。

内容を見て反応が大きいのは、一般の消費者やインフルエンサー発信のもの。

ブランドからの発信よりも圧倒的に反応が良い。

これは“共感される”ことや“わかりやすさ”がポイントであると思われます。

お客様は情報の洪水の中にいる

では店頭のディスプレイはそれに伴って変化されているでしょうか?

僕が見る限りでは、“共感される”ことや“わかりやすさ”はまだまだできていないと思います。

溢れかえった情報の中、わざわざ商業施設にいらしてくれたお客様。

その商業施設の内部もたくさんの情報が存在しています。

リアル店舗の魅力、商品の魅力を瞬時に伝わりやすく伝えることが大切。

これが今、店頭のディスプレイの反応が良くなるポイントですね。

瞬時に伝わるディスプレイ

写真は『Blufight』というデニムブランドのPOP UP SHOPです。

オーダーの際はオートクチュールを手掛けたパタンナーの先生が手がけるなど、シルエットの美しさが抜きん出たブランドです。

店頭のディスプレイ手法としては以下の通り。

●通常低い位置で見せることが多いパンツというアイテムを、テーブル上で表現し店前通行客の視線に入れる。

●インパクトのあるポーズのマネキンで注目を集め、印象に残す

●わかりやすく、共感を得るキャッチコピー『「ブサイクなジーンズ」もう穿きません!』で特徴(シルエットの美しさ)を端的に伝える

こういった工夫で“瞬時に伝わりやすく”伝えてみました。

 

カッコ良いけど何も伝わらなければ、そのディスプレイは意味がありません。

あなたのお店の店頭はいかがですか?

“共感される”ことや“わかりやすさ”

意識してみてくださいね。

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