AI時代に選ばれる店は、何を売っているのか?
藤井雅範です。
先日、大学の講義で学生たちにこんな質問をしてみました。
「あなたにとってAIは、どんな存在ですか?」
返ってきた答えが、とても興味深かったのです。
「料理をするとき、食品の保存方法を教えてくれるお助けマン。」
「高い記憶力と幅広い知識を持つマネージャー。」
「知らないことを教えてくれる先生。」
「ファッションや恋愛の相談相手。」
「欲しい情報をタイミングよく届けてくれる情報提供者。」
少し前までAIは「未来の技術」でした。
でも今では、多くの学生にとって「日常のパートナー」になっています。
この話を聞きながら、僕はあることを考えました。
これからのお店は、AIから学ぶべきことがたくさんある。
例えば、
・専門知識をわかりやすく伝えること。
・お客様の購買履歴を活かした提案。
・商品以外の役立つ情報を届けること。
・「今、この人に必要だ」と思えるタイミングで情報を伝えること。
こうしたことは、工夫次第で店舗でも実践できます。
では逆に、
AIにできないことは何でしょうか。
僕は「五感に働きかけること」だと思います。
店内に漂う香り。
心地よい音楽。
照明によるムードの醸成。
スタッフの笑顔や声のトーン。
商品に触れたときの質感。
その場に流れる空気。
画面の向こうでは体験できない価値が、お店にはあります。
さらにもう一つ。
AIも、ときどき間違えます。
お店も、もちろん失敗することがあります。
でも、お客様が
「まあ、また来よう。」
そう思ってくださるお店があります。
そこには、商品だけではない価値があります。
安心感。
親しみ。
居心地の良さ。
そんな「空気」。
僕は、
VMDとは「商品をきれいに並べる技術」ではなく、
お客様が心地よく過ごせる空気を設計する仕事だと考えています。
AIがどれだけ進化しても、
この空気は、人がつくるものです。
AIから学ぶことは、たくさんあります。
でも、お店にはAIにはできない価値があります。
だから僕は、
AIと競争するのではなく、
AIにはできない体験を設計すること。
それが、これからのお店づくりで最も大切になると考えています。
最後に
もし、
「AI時代に、お店はどんな価値を提供すれば選ばれるのか。」
そんなことを一緒に考えてみたい方は、ぜひご相談ください。
店舗の「空気」や「五感」の設計を通して、商品だけではない価値づくりをお手伝いしています。
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