「空気」とは何か?売場で分解するとこうなる
藤井雅範です。
最近よく聞かれる言葉があります。
「いい空気感のお店ですね」
でもこの“空気”という言葉、
少し曖昧です。
なんとなくわかる。
でも説明できない。
だから多くの現場では
改善の対象になりにくい。
ここが
もったいない。
結論から言うと
空気は、分解できます。
そして
分解できれば
設計できます。
では
空気は何でできているのか?
大きく分けると
この3つです。
① 視覚(見え方)

・明るさ
・色のまとまり
・視線の抜け
・奥行き
人はまず
ここで判断します。
明るすぎると緊張する。
暗すぎると不安になる。
「ちょうどいい」
このバランスが
安心感をつくります。
② 距離(空間の取り方)
・通路幅
・什器の間隔
・人との距離
詰まりすぎると
圧迫感が出る。
空きすぎると
入りにくくなる。
人は無意識に
距離で居心地を判断しています。
③ 気配(見えない情報)
・音
・動き
・かおり
・人の存在
・空気の流れ
ここが
一番見落とされやすい。
でも実は
一番効いています。
無音の店は
少しだけ落ち着かない。
適度な音があると
人は安心する。
人の動きが見えると
入りやすくなる。
これが
「空気」の正体です。
そして重要なのは
これらはすべて
意図的に変えられるということ。
つまり
空気は
センスではなく
設計です。
売場がうまくいかないとき
多くの人は
見えるものから変えようとします。
ディスプレイ。
商品量。
POP。
もちろん大事です。
でもそれだけでは
変わらないことがある。
そのときは
「空気」を見てください。
ほんの少し
照明を落とす。
通路を広げる。
音を変える。
それだけで
滞在時間は変わります。
滞在時間が変われば
行動が変わる。
行動が変われば
売上が変わる。
これは偶然ではありません。
設計です。
売場は
見せる場所ではなく
感じさせる場所です。
まとめ
空気は
目に見えない。
でも
分解できる。
そして
設計できる
売場の違和感を言語化し、整理するお手伝いをすることもあります。




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