マツダ、アウディ、ボルボの広告を比較して感じたこと。

公開日: VMD ,


VMDコンサルタントの藤井雅範です。

価格やスペックだけでは伝わりにくい

今朝は土曜日。

新聞に折り込みチラシがたくさん入る曜日でもありますね。

自動車のチラシだけで3枚入っていました。

それを見て感じたこと。

それは価格やスペックだけでは、なぜその車を買わなければならないかという理由が伝わりにくい、ということです。

マツダ、アウディ、ボルボの広告を比較してみた!

ボルボの広告

ボルボの広告

ボルボのチラシ。

写真は3種類の車種を3色で見せている。

うち2枚は撮影の背景が同じ。

大きく書かれているコピーは『購入サポート』と『88万円ご支援』

どちらも価格面でのお買い得感を伝えている。

アウディの広告

アウディの広告

アウディのチラシ。

写真ではメタリックブルーという色を打ち出しているような印象。

コピーは大きく『新型デビュー』と『価格、燃費、馬力、金利』と言ったスペックと値段を伝えている。

マツダの広告

マツダの広告

マツダのチラシ。

写真では6種類のスタイルの違う車を全て赤で統一して見せている。

全ての背景は活躍するシーン別に設定。

都会、リゾート地、ゴルフ場などなど。

コピーはその6種類別にその車を使用している人の実際の使用感やライフスタイルについて書かれている。

『実は運転苦手だったんです。高速道路とかの合流で、モタモタしたり。でもアクセラにしてからどこでもスーッとスマートに走れるようになりました。なんだか楽しくって、今では旦那様より私の方がハンドル握ってます』

こういった、実際に使用している人の声が6種類に渡ってそれぞれ書かれていました。

 

写真で比較すると、ボルボは色はバラバラ。しかし車種が違っても背景は同じなので同じ用途の車に見えてしまう。

アウディはメタリックブルーという色を打ち出している。

マツダは赤で統一しながら、撮影する背景を全て変えることで、ビジュアルのインパクトを持たせながらも、ライフスタイル別のシーンを感じさせる。

コピーで比較すると、ボルボは価格面での訴求。

アウディはスペックと値段

マツダは、ライフスタイル別にその車を買うことで得られる体験を伝えている。

車の広告でも体験を伝えよう!

その車を買わなければならない理由、これが伝わったのはどのチラシですか?

価格やスペックでの表現で言えばこんなことが多いですね。

『特別金利1.9%』

『頭金621,200円なら月々12,800円で60回払い、ボーナス122565円✖️9回』

『JC08モード走行燃費17.4%』

『220ps』

こういった表現。

はっきり言って、なんだかよくわからない。

高いんだか、安いんだか。

どのくらい燃費が良いのか。

価格やスペックって伝わりにくいですよね・・・

対して実際に使用している人の体験談。

『実は運転苦手だったんです。高速道路とかの合流で、モタモタしたり。でもアクセラにしてからどこでもスーッとスマートに走れるようになりました。なんだか楽しくって、今では旦那様より私の方がハンドル握ってます』

こういったことはよく伝わります。

伝わって、共感が生まれると選ばれる理由になってきます。

 

車のカラーを統一しながら、撮影の背景を変化させることでライフシーンをインパクトを持って表現。

そのライフシーンに応じた使用者の声を掲載することで共感が生まれる。

するとその車の価値が伝わりやすくなります。

そうなると選ぶ理由になる。

同じチラシでもおそらく効果が違うことでしょう。

 

しかし最近の車のデザイン。

圧倒的に吊り目のデザインが多いですね。

どの国の車もどのメーカーの車も同じに見えてしまう。

もっと個性的なデザインの車があった方が楽しいのになぁ。

 

・・・・・そういうことです。

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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