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村上春樹が7年ぶりの本格長編を出すらしい・・・|日本語の革新

ブログの元祖は正岡子規?

昨日はエクスペリエンス・マーケティングを学ぶ、塾生限定のセミナー『エレメントE』が行われました。

テーマは“ブログ”

冒頭、藤村正宏先生から出てきたのは、全く予想外の言葉。

正岡子規が持ったのは日本語の革新という壮大な夢。今の僕たちの言葉も子規の夢の続きなのかもしれない。だからブログの元祖は正岡子規・・・』

そんな仮説を話されていました。

いつもながら藤村先生の豊かな視点には驚きです。

 

村上春樹の『日本語の革新』

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日本語の革新というものにチャレンジした作家は数多くいたことでしょう。

ボクがそれを感じるのは、やはり村上春樹さん。

だって、こんな表現をスラスラと(ホントはスラスラではないのかもしれないけど)書かれているのだから。

「離婚した女の人とこれまで話したことある?」「いいえ。でも神経痛の牛には会った事がある・・・」

文明とは伝達である。もしも何かを表現できないのなら、それは存在しないのも同じだ。いいかい、ゼロだ。

気分が良くて何が悪い?

完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。

宇宙の複雑さに比べれば、この我々の世界などミミズの脳味噌のようなものだ。

10分ばかり後で、グレープフルーツのような乳房をつけ派ビジネスへの手なワンピースを着た30才ばかりの女が店に入ってきてボクのひとつ隣に座り・・・

これらは全てデビュー作の『風の歌を聴け』という作品の一文です。

一瞬、何の役にも立たない、ただの言葉遊び・・・そう思った人もいるかもしれません。

でもボクは大好きです。

生きることやビジネスへの教訓とも受け取れたり・・・

 

この作品は1979年が初版。

もう37年も前になるんですね。

もちろん初めて読んだときの驚き、十分革新性のある文体だと思いましたねぇ・・・

今でも全然色あせない響きで聞こえてきます。

 

さっきツイッターを見ているとこんなニュースに気づきました。

 

『村上春樹

7年ぶりの本格長編

2017年2月刊行決定!

書下ろし2000枚』

“本格”という意味では7年ぶりらしい。

新刊も革新性のある作品なんだろうな・・・

2月まで楽しみはつづく。

 

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  1. 高橋利也

    春樹さんの作品、全て読み返しています。新しい感動に包まれています。特にねじまき鳥クロニクルはズキンズキンしました。
    メンズファッション界の革命はエディ・スリマンですかね。僕はトムフォードよりスリマンです。

    • 藤井 雅範

      そういえば『ねじまき鳥クロニクル』ボクも読み返してみようと思っていました。
      ありがとうございます!


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