さて、VMD計画とは?
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
VMD計画とは?
計画的にVMDを行なう、あるいはVMD計画って言うのは具体的にどういう事でしょうね?
人によって様々なものを思い浮かべる事でしょう。
分かりやすい例を思い出したので紹介します。
計画の流れ
まずストーリーを考える
これは、そのシーズンどんなファッション・シーン(単品の“モノ”ではなく、ライフスタイル)をどんなサイクルでお見せするのが、お客様に喜んでいただける、感動していただける、感激していただけるのか?
というシーズンの大枠の流れですね。
次に商品に落とし込む
これは上で設定したシーンやライフスタイルに具体的にどんな商品を当て込んでいくか?ということ。
そして“見せ方”
どんなコーディネートでそのシーンを表現すれば、お客様に伝わり易いのか?
カラーは?
手法は?
単品の“モノ”で考えるな!
VMD計画というのは、仕入れの段階でこれを行なう、ということ。
単品の“モノ”で考えていては出来ませんよね。
わかり易く言えば、まず今シーズンは、お客様にこんなシーンをお見せしたい、こんなライフスタイルを提案したい、こんなトレンドをお伝えしたい・・・という事がある。
次に、その為にはこの商品がとっても良い、売ってゆきたい、見せて価値を伝えたい・・・
こう思ったとしたら、その為にどんなコーディネートが最適なのか?
それを引き立てる為の取り巻きにはどんな商品が必要なのか?
これを同時に考える事。
ファッションは組み合わせ、コーディネートです。
単品の“モノ”として売ってゆきたい商品、だけを仕入れていては伝わりません。
見せて価値を伝える為の脇役の商品も必要なのです。
脇役がいる事で主役の「売っていきたい商品」が引き立つ。
まとめ
まずはお客様に喜んでもらうストーリー、その次に商品、最後に見せ方。
これが計画的にVMDを行なう、或はVMD計画を考える上での順番です。
そして売る為の商品だけでなく、見せる為の商品も仕入れる事!
・・・・・そういう事です。
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