アパレル経営者の皆さん、マネキンのこと真剣に考えていますか?

公開日: VMD, マネキン

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

 

進歩していない?マネキンの使い方

先日、有楽町近くのファッションビルに行きました。

開業して十年ほど経つファッションビルです。

そこで感じたことがあります。

それは《マネキン》についてです。

「変わってないなぁ・・・」そんな感想を持ちました。

丁度このファッションビルが出来てから、十年。

ずっと入っているお店はマネキンを全く変えていないのか?

新しく入ったお店も、同じようなマネキンを使っているのか?

 

どちらにせよ、もう十年ぐらい進歩していないように見えます。

 

それはマネキンそのものではなく、お店やブランド側の使い方、選び方が変わっていない、ということ。

 

個性がない、独自性がない・・・

ファッションビルなので、ワンフロアに沢山のショップが並んでいる。

その大半に個性がない。

独自性がない。

そんなふうにみえてしまいました。

よく見ると使われているマネキンは、白色のエッグヘッド(のっぺらぼう)の抽象マネキンが大半です。

沢山のショップが同じように見えてしまったのは、マネキンのせいもあるように思います。

 

マネキンには白いマネキン、肌色のマネキン、黒いマネキン、グレーのマネキン、赤いマネキン、その気になれば何色にだって塗装することが出来る。

フォルムも、なめらかな抽象的なフォルムもあれば、血管まで感じられそうな超リアルなフォルムもあります。

ポーズだって様々。

立っているだけでなく座っているモノ、飛び上がっているもの、寝そべっているものもある。

なのになのになのに・・・

どーして工夫していないの?

自分のお店の商品を引き立てたくはないの?

意図的にほかとおんなじように見せたいの???

 

マネキンにはレンタルシステムがある!

経費がない、買い取りだから、安かったから・・・

あなたのお店が充分お客様に支持されていて、充分利益が出ているのならそんな理由でも良いでしょう。

でももしもそうではないのなら、どうして工夫しないのでしょうか?

それは全く興味が無いのか?はたまた単なる怠慢なのか?

もしかして、マネキンなんてずっとおんなじで良いや!そんなふうに思っていませんか?

 

日本のマネキンにはレンタル・システムがあります。

少ない初期投資で、好みのマネキンを選ぶことが出来る。

途中で色を変更したりポーズを変更することも可能です。

シーズンやトレンドや打ち出しアイテムによって変化をつけることが出来ます。

店内全てのマネキンが変わると、それだけでもちょっとした改装を行ったくらいの変化が出ることもあります。

変化が出ることで注目が集まったり、「何か変わったな」とお客さんが入ってみたくなったりするのです。

 

ディスプレイ経費を削減することは美徳ではない!

中国で作った安物のマネキンを、買い取りだからという理由で使い続けたり、経費削減を名目に古くなったマネキンを使い続けていたりすることは、お客様に商品の価値を低く伝えることになります。

そんなことで経費を浮かすのは本末転倒です。

あなたのお店やブランドの価値も低く伝わってしまうかもしれません。

ボトムが得意なブランドならこんな見せ方もある・・・

経営者の皆さん、もっとマネキンと真剣に向き合ってください。

VMD担当者の皆さん、お店やブランドのテイストと真剣に向き合い、良い提案をしてくださいね!

萎縮しないで。

みんなの活躍で、日本のお店はもっと魅力的になって、お客様がもっと楽しくもっと笑顔でお買い物が出来るのだから!!

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

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