『入りやすい店』と『入りたくなる店』


『優れた知性とは二つの対立する概念を同時に抱きながら、その機能を充分に発揮していくことができる、そういったものである』・・・・・ずいぶん前に読んだ小説より

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

入りやすい店とは

入りやすい店。

これは、お店の見通しが良いので入りやすい

入ってからも快適に回遊できるだけの通路幅がある

入り口と出口が見えているので入っても出てゆきやすそう・・・

こういった環境が出来ているお店。

つまり、“物理的抵抗感”と“心理的抵抗感”が無い、低い、お店ですね。

入りたくなる店とは

andA

入りたくなる店。

これは、何かありそうでワクワクする

何があるんだろう?この奥はどうなっているんだろう?

こんな気持ちにさせるお店。

つまり、“期待感”や“探究心”をあおる、お店ですね。

で、どっちが良いんですか?

では果たして、どちらのお店を目指せば良いのでしょう?

もちろん、「入りやすくて」「入りたくなる」お店、これが良いと思いますよね?

でもこれらは実際には相反する要素で成り立っています。

「入りやすいお店」=“物理的抵抗感”と“心理的抵抗感”が無い=面白みも無い・・・

「入りたくなるお店」=“期待感”や“探究心”をあおる=何があるかわからない、どうなっているかわからない不安感がある・・・

伝わっていますか?

両方を同じように両立させるってことは出来ないんです。

自分のお店やブランドがどうありたいのか?

自分のお店やブランドが、「誰かのため、世の中のために何を提供できるのか?」

これを見つめること、追求することからしか、その最適解はみつけられません。

教科書的な、ファッションビジネスやVMDの答えは、ここには無いのです・・・

 

自分のお店やブランドがどうありたいのか?

自分のお店やブランドが、「誰かのため、世の中のために何を提供できるのか?」

これをよく考えて、「入りやすいお店」「入りたくなるお店」

このバランスの最適解を見つけてくださいね。

・・・・・そういうことです。

The following two tabs change content below.

藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

Comment

  1. 志村幸司 より:

    藤井さん、凄く分かりやすいです。昔は入りやすさが最も重要と言われてましたが、マツモトキヨシやビレッジバンガードなどの成功で、わけわからんけどなんか面白そうって動機が成立する事を証明しましたもんね!!勉強になりました。

この記事に対するメッセージを御願いします。
いただいた熱いメッセージが元気の素になります。
それを励みに進化した内容でブログを書き続けます。

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

コンサル依頼 セミナー・講演・執筆依頼

藤井雅範プロフィールPDF
セミナーやコンサルティングをご検討される際の資料としてプロフィールをA4にまとめました。ぜひご活用ください。
売上がUPするVMD購読メール
ここからメールアドレスを登録していただくと「売上がUPするVMDブログ」の新着記事の通知をいち早くメールで受信できます。ぜひご登録ください。
VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

  • Twitterfacebookgoogle+InstagramPinterest

  • 更新情報をメールで受信できます。

PAGE TOP ↑