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なぜデザイン事務所やマネキンメーカーや広告代理店がVMDを学ぶのか?

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

写真はイメージです。

写真はイメージです。

ボクに仕事を依頼してくださるのは、直営のショップやブランドを経営されているアパレルやファッッショングッズのメーカーさんです。

店舗の売上を上げる為のVMD指導やスタッフ教育や販売促進の提案などを行なっている。

しかしそれ以外の業種からの依頼もあります。

意外な業界からの依頼

それは、内装の設計を行なっているデザイン事務所やマネキンのメーカーさん、広告代理店さんなどです。

そういった会社の社員さんに向けてVMDの講習やセミナーを行ないます。

さてどうしてそのような業種の方達にVMDの知識やノウハウが必要なのでしょう?

クライアントの利益に貢献すること!

内装のデザイン事務所、マネキンメーカー、広告代理店にはクライアント先(仕事を依頼してくれる先)にアパレルメーカーやファッションの小売業があります。

そういったクライアント先は何が欲しいのでしょう?

一枚のカッコッ良い店舗デザイン?

美しい立ち姿のマネキン?

きれいな装丁のパンフレット?

うーん、どれも正解でどれも不正解です。

 

アパレルメーカーやファッションの小売業の方達は『利益』が欲しいのです。

『利益』を上げる為の方法は二つ。

『売上』を上げるか、『経費』を下げるか。

その為の手段として、格好良いデザインの内装や、美しいマネキンや、きれいなパンフレットがある。

それらを活用することで、『売上』が上がったり、オペレーションに関わる『経費』を削減出来たりするわけですね。

 

だから、デザイン事務所やマネキンメーカーや広告代理店が選ばれる基準には『利益』に貢献出来るかどうか?

ということになる。

ファッションの現場はどのようにして利益を生んでいるのか?

アパレルメーカーやファッションの小売業の『利益』に貢献する為には、その利益を生み出す現場、すなわち店頭を良く知ることです。

その為には当然VMDを良く知っておくに越したことはないのです。

格好良いだけのデザインの内装では、利益に貢献出来るかどうかわかりません。

しかし、立地と客層とブランドを熟知し、それが伝わる内装デザインならば顧客に共感されて利益に貢献出来る確率は高くなります。

マネキンを選ぶにしてもその商品をより価値を高く伝えるものとそうでないものでは、売上が大きく変わります。

パンフレットも同じ。

単品の商品を置撮り(商品だけを床面に広げて撮影する)するのか?

モデルがトータルコーディネートで着たものを撮影するのか?

価値が高く伝わるか?否か?で売上は変わってきます。

 

そもそも、店頭の売上はどんな要素で出来ているのか?

客単価とは?購買率とは?入店率とは?

そういう部分を学んでいるのといないのでは、クライアントに貢献出来る深みが変わってきますよね。

『B to B to C』のビジネスで大切なこと

アパレルメーカーや、ファッションの小売業をクライアントに持つデザイン事務所やマネキンメーカーや広告代理店。

それは『B to B to C』のビジネスと言えます。

『ビジネストゥビジネストゥカスタマー』

 

店頭でお買い物をなさる消費者がどのような行動をとられるのか?

何に共感されるのか?

ココを学ぶことで、クライアントの利益に貢献出来る。

そうすることでクライアントから選ばれる存在になれるわけです。

利益に貢献出来るかどうかわからないと、“安いか安くないか”?

“価格”でしか選ぶ基準がわからないですから。

それでは誰も幸せにならない・・・

だから、デザイン事務所やマネキンメーカーや広告代理店の、とっても意識の高い人たちから依頼が来る。

VMDの話を聞きたい、学びたい、と。

 

・・・・・そういうことなのだと、思います。

 

 

 

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