データを検証し過ぎたり、トレンドや動向を読み過ぎたりして疲れていませんか?


人と違うからファッション

ファッションというものは、人とは違った装いをしたいという側面がある。

もちろん昨年よく見かけた双子ルックや、中の良いグループでおんなじようなスタイルをするファッションはたくさんあります。

しかしそれも、そのグループ以外との人とは違った装いをしていたい、という表れなんじゃないでしょうか?

人とは違って見られたい、という思いがそこにはあります。

 

であるにもかかわらずファッションを生業としている企業は、コレクションや素材開発、カラー傾向も参考に、マーケットのトレンドを予測して商品開発したり、シーズンに入ればデータを検証して売れ筋を解読し追随するという作業に躍起になっているように思えます。

人と違って見られたいはずのファッションを、人とおんなじに見られたい様に売り出しているかのようです。

たしかに、あまり人とは外したくない、無難でいたいという人がたくさんいるのかもしれません。

あるいはお洋服を選ぶのがめんどくさい、自分が似合う服ならいつも同じで良い、と思う人もね。

これを突き詰めればスティーブ・ジョブス(黒のタートルとデニム、というスタイルを貫いた)のように自分のスタイルを確立することにもなる。

でもそれって結局は人とは違った装いになるんですよね・・・

ビジネスで考えた途端、どうしてそうなるの?

ところがファッションをビジネスとして考える側の多くは、トレンドを追求したり、売れ筋を追随したりという方向に流れていく。

だからそういった商品が市場にもあふれるのかもしれない。

たしかにボクもアパレルメーカーに勤務している頃はそんなふうに思っていました。

データを検証して売れ筋を解読し追随するのが正義だ、というように。

独自の価値を発信しよう!

水曜日

でも今は、みんながみんなそんな企業である必要はないと強く思います。

企業側が持っている得意なこと、経験値の高いこと、やりたいこと・・・

こういった資質を再認識する。

それを素直に商品開発やお店づくりや店舗運営に活かすことで、独自性を感じさせることが出来ると思います。

それを発信して、それに共感してくれたお客様と関係性を深めていく。

こんな企業がもっとたくさん合っても良いと思う。

みんながみんなトレンドを追求したり、売れ筋を追随したりしなくても良いんじゃないかな?

 

疲弊したと言われるファッション業界を見て、そんなことを感じました。

みなさん、データを検証しすぎたり、トレンドや動向を読み過ぎたりして疲れているのではありませんか?

 

・・・・・そういうことです。

 

 

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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