VMDのプランをする前にしておくべきこと!|ファッションワールド東京でのセミナーを終えて①
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こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
日本最大規模のファッションの展示会であるファッションワールド東京。
“2020年春”は残念ながら中止となりましたが、“2020年秋”は先週無事に開催されました。
毎回セミナーが充実していることもこの展示会の特徴です。
僕自身、講師として講演することはもちろんですが、他の先生のセミナーを拝聴するのが楽しみ。
今回も4講演を拝聴しました。
中でも太田伸之先生の基調講演が良かった。
主にブランディングの話です。
「今ここにココ・シャネルがいるとしたら何をする?」
これは今のシャネルのスタッフが議論する際の目線合わせの基準だそうです。
メインのデザイナーが変わろうとも、この基準を外しさえしなければブランディングは保たれる。
カール・ラガーフェルドになろうがヴィルジニー・ヴィアールになろうが幹の部分は保たれるのです。
こういったブランディングに対する意識が重要で、日本のブランドが世界で通用するためにはこの部分の意識がもっともっと重要になる、というお話。
とても分かり易く共感できる内容でした。
スーパーブランドで無くても良い、小さなファクトリーや小さな店舗にもブランディングの意識を持って欲しいと僕も感じています。
そのためにはブランドのコンセプトを、経営者・デザイナー・店舗運営・VMD・マーケティングの各担当者が理解して各自の仕事に落とし込むことが大事になってきますね。
偶然ですが僕の今回のファッションワールドでのセミナー内容も共通する部分が多かったです。
“VMDをプランする前に確認しておくべきこと。それはショップコンセプトの確認”
例えばシャネルであれば
女性服の開放
古い女性像にとらわれない自由で自立した女性像
というコンセプトがあります。
体を締め付けるコルセットからヨーロッパの女性を開放したり
それまではタブーとされてきた“黒”色を初めて女性のファッションに取り入れたり
まさにコンセプト通りの提案をして来ていますよね。
だからショーウインドウを見ても、いつも凛としたスタイリングであり、使用するマネキンもそれにふさわしいポーズとメイクが施されています。
VMD面でもこういった一貫性が大切なのです。
それがブランディングにつながっていく。
皆さんのお店やブランドは、コンセプトを大切にしていますか?
それぞれの職種でコンセプトを理解し、落とし込んでくださいね。
それが選ばれるお店への第一歩なのですから。
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