人通りの少ない店で、今やらなければならないこと!


こんにちは!

藤井雅範です。

先日こんな質問をいただきました。

『地方の駅前の寂れた商店街(俗に言う“シャッター通り”)の中のリアル店舗で、今やらないとならない事はなんでしょうか?・・・』

地方の寂れた商店街。

あるいは空き家の目立つショッピングモール。

さらには人通りも車通りも少ない路面店。

そんな立地、まだまだ増えていく傾向です。

圧倒的に店前通行客数が少ない。

“ワザワザ”でないと人が来てくれない。

 

そんな場所でビジネスを行っていく場合、これから大切になってくることはなんでしょうか?

今日はそんなことについて書いてみたいと思います。

 

『自分は〇〇屋だから』という思い込み

今まで本を売っていたから自分は『本屋』

今まで洋服を売っていたから自分は『洋服屋』

今までメガネを売っていたから自分は『眼鏡屋』

普通はそう思ってしまいがちです。

“本”や“洋服”や“眼鏡”というモノを売るのが仕事。

もちろんそれでビジネスとして成り立ち、お客様に喜んでいただけているのならばそれで良いでしょう。

でも今はそういった“モノ”だけが欲しい場合、わざわざ立地の悪い場所に買いに行ってくださる可能性は確実に低くなっている。

だって、利便性の良い駅ビルやショッピングモールでも買えるし、インターネット(EC)でも買える。

それも“良いものが安く”買えますよね。

一旦その“モノ”に固執する考えから開放されてみましょう。

 

もちろん“モノ”としての商品は良い。そのお客様にピッタリと合うものが用意できる。

これはアタリマエのこととしてやっておく必要があります。

 

“モノ”以外の価値に目を向けよう!

そのお客さんをどのようにお迎えするのか?

どんなお話をするのか?または聞き出すのか?という接客・応対部分。

 

どんな雰囲気・空気感で過ごしていただくのか?
どんな空間デザインなのか?音楽は?香りは?演出は?商品ディスプレイは?というVMD部分。

 

こういった、“モノ(商品)”“ヒト(接客・応対)”“空気感(VMD)”でお客様に価値を提供することがリアル店舗では大切です。

 

“モノ”ではなく“体験”を売る店

あなたのお店を利用されたお客様に、その先どうなって欲しいのか?

『本屋』なら、その本があることで通勤通学の移動時間が圧倒的に充実した時間になったり。

『洋服屋』なら、そのファッションを身に纏うことで自信をもって人前で話せるようになったり。

『眼鏡屋』なら、快適な視力を身に着けたことで勉強やビジネスへの集中力がアップしたり。

そんな“体験”がお客様に訪れるはずです。

そう考えると、『本屋』だけど音漏れしないイヤホンが売れたり、『洋服屋』だけど化粧品が売れたり、『眼鏡屋』だけどアロマディフューザーが売れたり・・・そんな風にお客さまのライフスタイルを彩るビジネスへ進化するようになる。

そうなるともう、『自分は〇〇屋だから』なんていうタガは外れていくのです。

 

一貫性を持って伝わるお店

『あなたのお店を利用されたお客様に、その先どうなって欲しいのか?』

そういった思いを表す“モノ(商品)”“ヒト(接客・応対)”“空気感(VMD)”とは?

ここに目を向けて、コンセプトを持って作っていくと一貫性のあるお店になるのです。

 

“モノ”ではなく“体験”を売る店。

そしてそれが一貫性を持って伝わる店になれば、お客様はワザワザ行きたくなります。

だって、ECやとても利便性の良いコンビニエンスなお店では“モノ”だけを売っているお店がほとんどだしね〜

 

伝わるように伝えよう!

そもそもそんな“モノ(商品)”“ヒト(接客・応対)”“空気感(VMD)”が出来たとしても、それが伝わっていなければ存在しないのと同じこと。そこには何もない、全くのゼロです。

 

まず目の前のお客様から。

以前からのおなじみさんや常連客に、一貫性のあるお店の魅力を伝えていく。

するとその客様が口コミで広げてくれるかもしれません。

 

お客様に役立つ、あなたがプロとして発信できる情報をブログで書くこと。

そしてお客様のお店での様子や交流の様子をSNSでアップしたり、ブログの内容をSNSでもシェアすることです。

 

そしてブログに書く記事やSNSでアップする内容は“売り込みばかりでは嫌われる”ということにも気をつけましょう。

もちろん商品情報を出すことは構いません。

でも毎日毎日新商品の紹介ばかりではいけませんよね?あなたがお客さんならそんな記事は読みたくないでしょう?

 

それよりもあなたやスタッフ自身の人間性が出るような投稿を意識しましょう。

お客さんや、スタッフや、世の中に対する愛情を感じられる記事です。

そんな投稿が伝わりやすいのです。

そんな記事は書いている側も楽しい!

継続しやすいのです。

 

新しい年です。

そして、お店の前の人通りはますます少なくなっていく。コレは現実です。

それでもわざわざ行きたくなるお店になるようにしたいですね。

そのお店の空気感に触れて、スタッフと交流出来て、その商品のある暮らし・ライフスタイルを感じられるお店であればワザワザ来てくださるお店になる。そのためには変化のあるVMDと個人を出した発信を継続することです!

今がそのチャンスです!

覚悟を持ちましょう。そして行動しましょうね!!

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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