VMDって何の略っすか?|バーにおけるVMDの考察

公開日: VMD

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

VMDってどんなことですか?』

VMDとディスプレイの違いって何ですか?』

そんな質問をたまに受けます。

先日行われたエクスマセミナーの席でも質問されました。

VMDって何の略ですか?』

聞いてくださったのは西麻布でバーを営む、木曽信介さん(兵庫県三田市出身。ニックネーム:ふさふさ)です。

 

バーにおけるVMDとは?

せっかくなのでバーにおけるVMDとは?を考えてみましょう。

今回は狭い意味での、基本的なVMD”として書いてみます。

店舗誘導

VMD=ヴィジュアル・マーチャンダイジング。

直訳すると、「マーチャンダイジング(商品政策)の視覚化」ですね。

ボクの定義はこうです「お客様にあなたのお店や商品の価値を五感で伝えること」

「視覚」と言うものは一番大事です。しかし、聴覚や嗅覚、味覚や触覚も使って伝えることがより伝わりやすくなる。

だからこういう定義にしています。

VMDはお客様により良いお買い物体験をしていただくためのアクションです。

そのためには、カッコつけて《店舗誘導》という言葉を使います。

分かりやすく言うと、どのようにお店を知っていただけるか?お店に来ていただけるか?ということですね。

木曽バーの場合

木曽バーは西麻布の交差点にほど近いビルの2Fにあります。

お店の前を通っていてよく目立つ看板があるわけではありません。

その代わりに「黒板」があります。

この黒板に毎日店主がメッセージを書いている。

そのメッセージが入店のきっかけになっています。

こういった場所のことをVP(ヴィジュアル・プレゼンテーション)と言います。

ブティックで言うところのショーウインドウ。

そのお店の特徴を端的に表現している場所のことですね!

木曽バーに入るには、1Fから階段を登ります。

きっちり21段、階段を登りきると木曽バーのドアが目の前に現れます。

このドアをくぐると、入店したことになります。

PPとは?

次にPPが皆さんを待ち受けています。

PP(ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション)とは実際の商品を買う、注文しやすいように表示しているもののこと。

いわゆるPOPの正式名称です。

ブティックで言うところのボディ(トルソーやマネキン)や棚の上のディスプレイ。

商品を買うきっかけ、注文するきっかけになるものですね。

木曽バーでは、メニュー表がコレに当たります。

また、店舗のスタッフである木曽さん(兵庫県三田市出身。ニックネーム:ふさふさ)や安P(バーテンダー)もPPといえますね。オーダーを聞いてくれるのですから。

ちなみに食べログには木曽さんはベッカム似、と書かれていますが真偽の程はわかりません・・・

ジェイズ・バー木曽バーの心得

少し話はそれますが、ここで木曽バーの注意点を一つ。

木曽さんも安Pも痩せ型です。背格好も近い。だから間違いやすいのです。

見分けるコツは頭部です。

黒いショートカットが安P。ツルツルのノーカットノーヘアーが木曽さん(兵庫県三田市出身。ニックネーム:ふさふさ)とおぼえてくださいね!

若し一人ならカウンターに座って一人でビールを飲んだら良い。

ドアを開けてグレープフルーツのような乳房を付けた女が入ってくるかもしれないし、トイレに入れば小指のない女の子が転がっているかもしれない。

でもね、ひと夏で25メートルプール一杯分のビールを飲んだり、バーの床に5センチの厚さにピーナツの殻を撒き散らしちゃダメだよ(笑)

IPとは?

そして最後にIP(アイテム・プレゼンテーション)コレは購入したり、注文したり、体験したり出来る商品すべてのこと。

狭い意味ではビールやウイスキーやワイン。

正確には、バーで流れている音楽や、映像や、インテリアや、木曽さん(兵庫県三田市出身。ニックネーム:ふさふさ)や安P(バーテンダー)との会話、ほかのお客さんとのコミュニケーションも含まれますね。ちなみにRettyには、木曽バーではジャジーなヒップホップが心地よいと書かれていますが、どんな音楽のことを指してジャジーなヒップホップというのかボクにはわかりません・・・

逆から言うと、IPたる商品そのものに誘導するのがPP(メニュー表、木曽さん、安P

店舗そのものに誘導するのがVP(黒板)ということです。

本当のVMD

狭い意味での基本的なVMDで言えば上記のような店舗誘導となります。

しかし実際の意味で売上につながるVMDで言うと、それだけではありません。

ツイッターやフェイスブックと言ったSNS、さらにはブログの影響が大きいのが事実です。

Fにある黒板はたしかに店前通行客に向けて見せている。だからそれを見て入店される人もあるでしょう。

しかし実際はその黒板を木曽さん(兵庫県三田市出身。ニックネーム:ふさふさ)自身がSNSで発信したり、木曽さん(兵庫県三田市出身。ニックネーム:ふさふさ)のお友達がシェアしたりしている。影響力の強いSNSの神様とかね。そのSNSの投稿を見て木曽バーを知ったり、実際に行ったりしている。

だからSNSVPの役割も担っているのが現実です。

メニュー表はたしかにPPです。しかし実際にはSNS上でお客さんが飲んでいるビールや食べているカツサンド、時々法外な値段で登場するMドナルドのグラコロや、タッパーウエアに入れて持ち帰りコレも法外な値段で登場するCルチャーCルチャーのオードブルがSNS上で発信されているのを見て、お店でつい注文してしまう場合も多いことでしょう。

だからSNSPPの役割を担っているのもまた現実なのです。

こう考えると、今ほんとうに効果のあるVMDSNSを抜きにしては考えられないのかもしれません。

拙い説明でしたが、伝わったでしょうか?

バーにも、れっきとしたVMDは存在しているのです。

頭のすべる切れる木曽さんだから薄毛薄々気付いていたことと思います。

そして、こうしてブログを書くきっかけを作ってくれたことに反射感謝いたします。

みんな、西麻布に行った時は木曽バーに行くと良いよ。

あそこで飲むヒューガルデンとカツサンド、ホント美味いんだから・・・

そういうことです。

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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