『誰かのために』がビジネスの原点

VMDコンサルタントの藤井雅範(ふじいまさのり)です。

小学6年生の快挙!

ガーランド

小学校6年生の女の子、神谷明日香さんが特許を取得した、というニュースを聞きました。

空き缶を投げ入れると、アルミとスチールに自動的に分別されるゴミ箱です。

実験をくりかえし、緻密に計算された発明。

素直に素晴らしいことだと思います。

誰かの役に立ちたい!

でもそれ以上に感銘を受けたことがあります。

それは明日香さんが発明をするに至った動機です。

彼女のお祖父様はスーパーを経営なさっているそうです。

そこで、お祖父様が空き缶の分別に苦労しているのを目にしたのがきっかけ。

なんとかおじいさんの役に立てないかな?という思いが、形になった発明だそうです。

 

明日香さんは他にも発明をされています。

片付けが苦手な妹さんのために『本が倒れない本棚』を。

子どもたちがトイレットペーパーをうまく切り取れず無駄使いするのに困っていた明日香さんのお母様。

そのお母様のために、一定の長さで切り取れる『トイレット・ペーパーフォルダー』を。

すべての発明の原点は、『誰かの役に立ちたい』ということです。

これって『真理』ですよね。

どんな動機でビジネスをしていますか?

たくさん売れそうだからとか、よそで売れているからとか、安く手に入るから・・・

そんな動機で情報収集して企画したり、製造したり、販売したりすることもよくあると思います。

企業として、それぞれの行程でチームに分かれて仕事をしていると、どうしてもそうなってしまうことも多いのかな、とも思います。

共通で目に見えるモノサシが『利益』だけだったりね・・・

でもね、モノを作って提供するということの原点は同じなんじゃないかな?と思いました。

『誰かの役に立ちたい』『誰かの不便をなくしてあげよう』『誰かの不満を解消してあげよう』『誰かの不安を打ち消してあげよう』・・・そんな気持ちからモノを企画していく。

企画、製造、販売といったすべての行程でその気持を共有していけること。

これができればよいですよね!

ボクもついつい忘れてしまいがちなことですが・・・

 

業務として、情報収集、企画、製造、販売。

それぞれを別々の思いで行っていると最終消費者には価値が伝わりにくくなっていくことがあります。

原点としての『思い』をそれぞれの行程で貫いていくビジネスを目指したい。

『誰かのために、自分が何をできるのか?』がビジネスの原点。

小学好6年生の神谷明日香さんの行動を見て、そんなことを感じました。

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  1. 藤井 雅範

    服部さん、コメントありがとうございます。
    そうなんですよね。
    ボクもついつい忘れてしまいます・・・
    神谷さんの発明の原点を聞いて、思い返させられることがありました。
    ホントに素晴らしいですよね!神谷明日香さん。

  2. 服部 智行

    初めましてこんにちは、服部と申します。
    いつも藤井さんのブログを参考に読ませてもらってます。
    今回の記事を読ませてもらって、とても心が温かくなる感じがしました。
    神谷明日香さん、素晴らしいですね!
    ビジネスにおいて、誰かの為に役にたつことが原点…
    恥ずかながら忘れてました、その考え方。
    為になるお話しありがとうございます。
    また楽しみによませてもらいます。

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