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『リアル店舗の売上はもう上がらないの?』|質問へのお答え その1

こんにちは!

藤井雅範です。

よく受ける質問

コンサルの打ち合わせで、セミナーで、ブログへのコメントで、僕が最近良く受けるる質問がいくつかあります。

しばらくそれに関する僕の見解を書いていこうと思っています。

まず最初の質問。

『リアル店舗の売上はもう上がらないの?』

 

アパレル業界を例に取ると、全体の市場規模は緩やかに減少傾向にあります。

その中でアパレルEC売上は逆に伸びていっています。

たしかに

『リアル店舗の売上はもう上がらないの?』

そう思われかねない傾向。

ECとリアル店舗、分けて考えないこと!

僕はこう思うんです。

これはECの売上、これはリアル店舗の売上、そんなふうに分けて考えないことが大切なのでは?ということ。

結論的には管理会計を分けて考えないことが大切なんじゃないかって。

 

よくオムニチャネルと言われます。

顧客の購買行動に対して便宜を図ることは重要ですよね。

ECで見かけたものをリアル店舗で確認する。そのままリアル店舗で買っても良いし、帰ってからECで注文するのも良い。

逆にリアル店舗で気に入ったものをECで比較検討して購入するのも自由。そのほうがサイズやカラーが揃っている場合もあるし。

 

そしてこんなデータもあるんです。

オンラインストアと実店舗の両方で買い物をする顧客は、どちらか一方でだけ購入する客よりもLTV(顧客生涯価値)が30%も高いらしい

 

たとえば

ECしかやらないとしたら、圧倒的な情報量の中で機能や性能・価格の競争に巻き込まれる。

リアル店舗しかやらないとしたら、お客さんにとっての利便性が悪い。情報のリーチが短い。

 

ECだから伝えやすいこと、リアル店舗だから出来ること。

オムニチャネルでこれをやりきっていくことだと思います。

そうすることでお客様と長い関係性を維持しやすくなるのです。

リアル店舗を『在庫置き場』にしていませんか?

delphinmedia / Pixabay

リアル店舗で言えば五感でお店や商品やブランドの価値を提供できる。

お客さんを感動させることが出来るのです。

だからそのためにお店を作り上げていくことですよね。

在庫置き場であってはならない!

 

ECはその使い勝手をどんどん進化させていくことが大切だし、そこにはAIを活用することでますます可能性は膨らむ。

そしてリアル店舗ではECを、ECではリアル店舗を紹介してその両方をお客さんに使い分けていただくことです。

これはECの売上、これはリアルの売上、と管理会計を分けて考えないこと!

 

だから

『リアル店舗の売上はもう上がらないの?』

という質問には

ECとリアルそれぞれの良さをお互いに伝え合うことで全体の売上は上がる!』

というお答えをしているのです。

 

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