とれとれピチピチの魚、あります!

こんにちは!

藤井雅範です。

 

先日拝見した店舗販促EXPO。

未来の店舗を感じさせる販促システムやツールを見ることが出来ました。

 

陳列の未来

例えばスニーカー売り場。

通常、棚に陳列されているシューズにはキャプションが添えられ、価格とサイズ展開が記入されています。

この日見たスニーカー売り場の棚はこんな感じ。

スニーカーのサンプル1つとタブレットが並んでいる

色違い、サイズ違いはもちろん、コーディネートアイテムまでがタブレットに表示されるシステム。

陳列商品数は最少に、でも情報はたくさん届けられる。

 

例えばワイン売り場

ワイン売り場にをセンサーとモニターがある。

気になるワインを取ってセンサーの上に置く。

するとそのワインの産地やぶどうの種類などの情報が表示される。

さらにはそのワインに合う食材やレシピの提案まで表示されて、売り場まで誘導することも可能。

 

電子POP+センサー

興味深かったのが電子POPとセンサーの連動。

売り場にセンサーとモニターが一体化したPOPを設置する。

センサーがあることでその売り場に来たお客さんの属性がわかる。

おおよその年齢や性別やファッションといったことです。

 

更にはどの商品を手にとったか?

その回数は?

など、商品への反応がダイレクトに分かる。

 

お客さんの属性や商品の反応に応じてPOP表示を変化させていく、こんな使い方ができます。

  • 反応の良い商品の売り場を優位置へ移動する。
  • 反応の良い商品の売り場を増やす。
  • 反応の良い時間帯、悪い時間帯で商品を入れ替える。
  • お客さんの属性に応じて商品を入れ替える。
  • お客さんの属性に応じてPOPのヴィジュアルを変える。
  • POPの内容のABテストを行う。

などなど、データから読み取れる結果をもとに売り場の変更をスピーディーに行って、売上に貢献することができそうですよね。

 

電子POPとセンサー活用はこちらに詳しい記事があります↓

 

電子POP+センサー。

アパレルでも応用できると思いました。

新商品のアピールに使うことはもちろん、レイアウトをアイテム別にした場合とコーディネート別にした場合の売上の変化。

よく触るカラーと実際売れるカラーに違い。

レイアウトを変化させる前と後でのお客さんの導線の変化。

 

いままで、経験と勘で行っていたVMDの内容をデータをベースに仮説立てて検証することが出来ますよね。

チェーンストアオペレーションをする上では裏付けのある説得力の高い発信ができます。

 

テクノロジーを活用する上で気をつけたいこと

こういったテクノロジーを取り入れることはリアル店舗の未来を明るいものにしてくれることでしょう。

ただし気をつけたいことがあります。

データだけを盲信しないこと。

データに縛られすぎないこと。

 

本当のお客さんの感情を察することは、センサーには出来ません。

データに縛られて行動が自動思考になると、新たなアイディアは生まれにくい。

 

大切なことは今と変わりません。

どうしたらお客さんが喜んでくれるのか?

どうしたら商品の価値が高く伝わるのか?

どうしたらワクワクする売り場になるのか?

この基本は変わらないのです。

その上でテクノロジーを活用することですよね〜

 

この日、店舗販促EXPO会場で一番気持ちが動いたのはコレでした!(笑)

今日も読んでくれて、ありがとうございます!

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