ショーウインドウのあるお店、無いお店

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

ファッションのお店ではショーウインドウのある店、無い店があります。

これはどうしてなんでしょうね。

ショーウインドウは入店を判断してもらえる場でもある

ショーウインドウは入店を判断してもらえる場、でもある

ショーウインドウのあるお店

ファッションのお店では、そこのお店で扱っている商品のテイストをショーウインドウで適確に表現します。

持ち味、得意なテイスト、個性、ムードなどを表現し、感覚的にお客様に訴えかけるんですね。

お客様はそれを見て、わっ素敵、あらっ新鮮、ちょっと入ってみようかな?

などと思われる。

気に入れば入店されるし、あわないと思えばスルーされる。

店前を通るお客様に、入店の判断をしていただく場所でもあるんですね。

 

また、コーディネートやライフシーン(モチベーション、シーズン)を感じさせることで、一点の商品だけでは伝えきれない魅力を演出できる、という効果もあります。

だから入店の判断に効果があるとともに、ブランディングしていく上でも大切なことになります。

ショーウインドウの無いお店

では、どうしてショーウインドウの無いお店があるのでしょう?

ひとつはテイストや個性が特に無い商品を扱っている場合。

(ファッション性の低いもの、実用下着、作業着、制服など)

もうひとつは、開口部を大きく取ることで入店しやすくしよう、という意図のあるお店やブランドの場合。

または、ショーウインドウを維持する技術が無かったり、経費を掛けたくなかったりする場合。

さらには、売れているものを売れやすい場所に並べていれば売上がとれるはずだ、ウインドウをもうけるぐらいだったら入店されやすいように開口部を大きくとって、ウインドウを維持する経費まで削減しよう・・・という風にロジカルシンキングをやり過ぎているお店やブランドもありますね。

 

しかし、安くて良いものがあふれている今の時代、そういった考えだけで売上が上がったり、利益が確保できたりするのは難しくなってきています。

まず、自分のお店やブランドの独自性や“らしさ”を伝えること。

それを感覚的に気に入ってもらえるように演出することでで選ばれやすくなったりするんです。

ロジカルシンキングをやりすぎて、お客様の判断基準、選ぶ理由まで失くしてしまわないように、気をつけましょうね。

・・・・・そういうことです。

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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