服が全く売れなくなる時代が来る、そう思っていたほうが良いのです・・・


VMDコンサルタントの藤井雅範です。

以前、エクスマセミナーでこんな話を聞きました。

コダックの蹉跌

『トヨタは車がなくなったらどうなるのか?

新日鉄は鉄が無くなったらどうなるのか?

我々はそれほどの危機に直面しているのがわからないのか???』

この言葉は富士フィルムの古森社長(当時)が2003年の会議中に言った言葉だそうです。

 

同じフィルム業界では、コダックが従来事業に固執してデジタルの波に乗り遅れました。

対して富士フィルムは培った技術をメディカルシステムや光学デバイスや電子パネルといったインフォメーションソリューションや、富士ゼロックスに代表されるドキュメントソリューションに応用し進化していった。

デジタルカメラが台頭すると当然『フィルム』と言うものが無くなる。

当時のコダックや富士フィルムにとってのフィルムは冒頭のトヨタで言うところの『車』に相当します。

「まさかフィルムが全く売れなくなることはない・・・」

そんな気の緩み。

結果として、圧倒的存在だったが変化に対応出来なかったコダックが消滅し、柔軟に進化した富士フィルムが生き残ったんですね・・・

 

ファッション業界でも同じ!?

コレはどの業界にも言えることかもしれません。

「我々が携わっている事業は無くなるかもしれない」、そう考えておいたほうが良いのかもしれません。

洋服だってそうです。

服屋だから服が商品。

ずっと服しか扱わない・・・

そう思い込んでいたりするとかなりキケンです。

 

既に事業を行っている方には目の前にお客さんが居る。

そのお客さんの役に立つことは全てビジネスになると考えていたほうが良いのです。

「洋服屋だから服だけ扱う」ではなく、そのお客さんが好きそうなインテリア、そのお客さんが聴きそうな音楽、そのお客さんが読みそうな本、そのお客さんが飲みそうなコーヒーやワイン・・・

そう、目の前のお客さんが喜びそうなものは全てビジネスに繋がる。

 

景気が良くなればまた売れる?それは妄想です

洋服が売れなくなったと言われて久しいです。

待っていたら、景気さえ良くなれば、いつかはまた勝手に売れる時代が来る???

そんなのは妄想です。

眼の前にいるお客様を徹底的に喜ばせることを考えましょう。

そうすることで洋服もまた売れる。

私は服屋だから・・・そんな決めつけから脱出すればもっとビジネスは楽しくなる!

そう思いませんか?

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

Comment

  1. 平瀬裕司 より:

    デジタルカメラの試作を、
    最も早く作っていたのは、
    コダックだそうです。
    お話しの通り、
    そこの思いの行き先の違いは、
    大きな違いになりますね。
    これからも、読ませて頂きます。

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