顧客の来店促進とVMDを分けて考えてはいけない・・・

公開日: VMD, マーケティング, 顧客

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

 

『顧客を死ぬほど大切にしよう!』

コレはマーケティングの師匠である藤村正宏先生がよくおっしゃっていた言葉。

 

“VMD”というと、見せることで新しいお客様を惹き込む、という効果が期待されがちです。

もちろんそういった効果はあります。

しかしそれだけではなく、顧客様の来店を促進する効果も高いのです。

「あっ、何かお店の陳列が変わった!新しい商品が入ったのかな?ちょっと覗いてみよう」そんなふうに感じてもらう効果があるのですね。

 

リレーションシップ・マーケティング

ボクも見せることの専門職として活動していた時代がありました。

そんな時に、コレだけではなかなか売上に貢献できないのでは?と思い始めたことがあります。

もう25年くらい前にこんな話を聞きました。

それは「リレーションシップ・マーケティング」のお話。

 

顧客をピラミッド型の階層に分けて、その上位階層のお客様を育てていく、関係性を深めていく。

(階層とは来店頻度、購買頻度、購買金額と言った視点です)

やがて、そのピラミッドの最上位のお客様は、あなたのお店やブランドの宣伝マンとして新しいお客様を連れてきてくれるようになる。

だから顧客を大切にすること、来店頻度を増やすことが大切、そんなお話しを聞いたのです。

 

ボクは見せること、広義で言えば販売促進の専門家でした。

職種的に期待されているのは見せる技術。しかしそれだけで売上貢献するのは限界がある。

丁度そんなことを感じていた時期です。

だから顧客さんが店に足を運びたくなるようなイヴェントを企画・提案して行きました。

ファッションショーはもちろん、話題のスイーツをいち早く取り寄せてお客さんに体験してもらったり、神戸の美味しいパンを地方のお店で体験してもらったりね。

 

お店の見え方(ヴィジュアル)に変化をつけるだけでなく、顧客様にいかに再来店してもらうか?そんな方法を組み合わせることで売上に貢献できたのです。

VMDを狭く捕らえないようにしよう!

 VMDと言うものを狭く捉えていては、なかなか売上に貢献できません。

顧客との関係性を深めることが大切。

しかし、「うちは顧客様でもっている店だから、VMDなんて必要ない」そんな考え方でもいけません。

顧客と深い関係性があるからと言って、店頭の見え方を疎かにしていては再来店もはかどらないし、お客様の裾野は広がらない。

 

広くお客様に、商品やお店の価値を伝えていくことがVMDである、そう考えるようになってきたのです。

そうすることで売上に貢献できるし、仕事自体も更に楽しくなってくるのですから・・・

 

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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