小さなアクションでもシナリオを書いてみよう!

公開日: VMD, 導線 ,


ブティックなどファッション関連のショップに携わっている皆さんへ。

日々、商品の配置や什器レイアウトやディスプレイに工夫、苦心されていることでしょう。

いろいろ考えたけどなかなか成果が上がらない。

アレもこれもやってみたけどうまくいかない。

あのときはコレで上手く行ったはずなのに、今回は良い結果が出ない・・・

 

日々アクションを起こしている皆さんはとても意識が高いと思います。

どうして良いかわからない、何が悪いのかわからない、そう嘆いているだけでアクションを起こさなければ、なんにも改善されません。

だからアクションを起こすことです。

『駄目だったら変えてみれば良いじゃん』の精神です!

 

シナリオを描こう!

シナリオを描いてVMDのアクションを取っていますか?

もし描いていないのならやってみて下さい。

「シナリオって難しそう・・・」

たしかにそう感じますよね。

でもそんなに難しく考えることはありません。

『誰に』

『何を伝えて』

『どうしてほしいのか?』

ということを意図してVMDのアクションを取るだけの話です。

 

立ち止まって欲しい

店の前を歩かれているお客様。

どなたも足早に通り過ぎます。

一生懸命ディスプレイして、売れそうな商品を見せているのになぜ???

そんな時のシナリオ例です。

『(誰に)店の前を歩いてくるお客様に』

『(何を伝えて)遠くからでも視認できるようにマネキンを工夫し、開口部を広げて』

『(どうしてほしいのか?)興味をもって立ち止まって欲しい』

ここまでシナリオが描ければ、その立ち止まったお客様がお店に入られる確率はグンと高まります。

長い時間立ち止まられているお客様には、店頭でお声がけしても売り込みとは感じられにくいですしね。

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お店の中まで入ってきて欲しい

お店の前の什器に展開されている商品はよく触ってもらえる。

でも、なかなかお店の中に入ってきてくれない。

おまけにお店は奥に深い地型。

坪効率が悪い・・・

そんな時のシナリオ。

『(誰に)店の前を歩いてくるお客様に』

『(何を伝えて)入りやすいように、什器の角度を斜めにして、開口部を広げるためにラックを一台減らして』

『(どうしてほしいのか?)お店の奥まで入って欲しい』

外の通路から、お店のリースラインを跨ぐことって、実は結構ハードルが高いのです。

しかし什器が斜めを向いていると心理的に入りやすい。

気がつけばリースラインを跨いでいる。

一旦リースラインを跨ぐと、更にその奥へ行くのは抵抗感がぐんと経るのです。

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今の課題はどこですか?

いずれも新しく投資するものはゼロです。

このように、まずごく簡単なシナリオを描いてそれに一番有効なアクションを取りましょう。

一番大切なのは『どうしてほしいのか?』です。

「もちろん売る上げを上げたいに決まってるやん!」

そうおっしゃるかもしれません。

 

その前に現状の課題を振り返り、そこから伸びしろのある部分を見つけるのです。

入店率?購買率?一点単価?セット率?

そこから設定を始めます。

それに効果がある『どうしてほしいのか?』を設定するのです。

立ち止まる、のか?

お店の奥まで入る、のか?

商品に触れる、のか?

試着してもらう、のか?

今のお店で、一番お客様にとって欲しい行動を設定することです。

ここが間違えば、アクションそのものが全く効果のないものになってしまうかも?????

あなたのお店で今、お客様にとって欲しい行動は何ですか?

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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