見過ごせません、香りの演出。

公開日: VMD ,


雨が降り始めたときに、濡れた草木から立ち上がる香りに、ふと子供の頃の通学路の記憶が蘇ったり。

今からは金木犀の香りで、ちょっとセンチメンタルな気持ちを思い出したりするかもしれませんね。

そんな風に、香りや匂い、と言うものは時間を飛び越えてダイレクトに記憶に働きかける効果があるのです。

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あのキャラメルポップコーンも?あのコーヒーも?

映画館で人気のキャラメルポップコーンも、人気のカフェに漂うコーヒーの香りも実は秘密があります。

効果的に意図して香りを演出しているのです。

大部分は機械を用いて行っているのですよ。

きつい香りだけではありません!

ファッションのお店では、アバクロンビー・アンド・フィッチのセクシーな香りが有名ですね。

あの印象が強いために、いまさら感を感じるかもしれませんが、それではあまりにもったいないのです。

たしかに日本人の繊細な嗅覚には、アバクロンビー・アンド・フィッチのような香りは少々きつすぎるかもしれません。

 

いまは、既成の香りだけでも150種類以上モノ香りが選べるそうです。

しかもブレンドも可能で、そのお店独自、オリジナルの香りを作り出すこともできます。

ストレスなく無意識に働きかけて、お客様をリラックスしてもらう効果が見込めます。

上手く行けば滞在時間の延長にもつながります。

 

今は小型の機械で、技術も大きく発達しました。

わずか20センチ角程度のサイズで、30坪の面積(天井高3メートルの場合)までカバーすることが可能だそうです。

食品などに匂い付着しない安全設計もなされている。

ホテルチェーンなどでも活用されているようですよ。

ふっと漂う香りで、そのホテルのクラス感を思い出したり・・・

そんなブランディング効果もあります。

 

居心地の良い空間で滞在時間が延長、ブランディングにもなる、お客様に思い出してもらえる、リピーターになってもらえる効果も期待できますね。

リアル店舗を持っているのなら、香りの演出を見過ごす手はないなと、あらためて思います。

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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