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『とと姉ちゃん』から学ぶビジネスのヒント

小さな企業は大手より安くしなければ売れない?

ドラマのモデルになったと言われている雑誌

ドラマのモデルになったと言われている雑誌

『売るためには大手より安くすることが必要だって思ってた。そのためにはこれだけの予算しか掛けられない、それで良いんだって、どっかで妥協してた部分があったのかもしれない』

朝の連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』の中でのセリフです。

雑誌の編集企画で行った商品試験で、自社のトースターの欠陥を指摘された町工場の社長が、その雑誌の出版社に怒鳴りこみにきました。

その後、その出版社の社長であり編集者である主人公が町工場を訪れます。

そして自分たちの編集企画は『消費者が安全で豊かな生活を送れるように』ということを意図したものであることを説明します。

 

その際に、町工場の社長が発したのが冒頭の言葉。

そしてまだ世の中に存在していない、欠陥のない安全なトースターづくりにチャレンジしてみる、という決意を語ってくれます。

 

いまだに思っていませんか?安くしなけりゃ売れないって

このお話しは昭和30年頃の設定。

戦後の食生活の変化で、トースターが急速に普及していく時期。

まだまだ高価な家電商品でした。

 

そのドラマの設定から60年余り。

今の時代にも『安くしなければ売れない』という思い込みがあるように感じます。

しかも、小さな企業だけではなく、大手の企業まで。

 

 

欠陥のない安全な商品は当然のこと。

さらに消費者が笑顔で豊かな暮らしを送れることを目指したいですよね。

『これだけの予算しか掛けられない、それで良いんだ・・・』から『価格以上の価値を伝えること』への変換。

これができれば、大手であろうが町工場であろうが関係ありません。

今の時代にも『まだ世の中に存在していない、欠陥のない安全な商品づくりにチャレンジする』そんな気概のある企業に期待したいですね。

あの町工場の社長のように。

 

朝の連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』、ビジネスのヒントがありますねぇ・・・

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