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需要なんて無い。欲しいと思わせられる見せ方があるだけだ!

文房具の銀座itoya

東京は銀座にある、文房具の老舗『itoya』

そこの二階ではレターセットや便せん、ハガキ、封筒、ガラスペンやシール(封印)のための道具が揃っています。

更にはオリジナルの切手もある。

ありきたりではないレターグッズがあるだけではなく、実際に手紙を書くためのテーブルとデスクまで備えられて、自由に使える。

おまけに本物のポストまであって、その場で書いてスグに投函できます。

 

こんな環境では、レターグッズを買うためにitoyaに来た人でなくても、手紙を書きたくなってしまったりします。

つまり、レターグッズを提供している売り場ではなく、『手紙を送るという行為』を提供している空間というわけですね。

これって今のビジネスではとても大切なポイントです。

もともと需要なんて無いところから、見せ方で欲しいと思わせる事ができるのだから・・・

手紙に需要なんて無い

実際に何かを伝えるだけのために手紙という手段が必要な人って、ほとんどいません。

電話やメールやSNSでほとんど事足ります。

単純な消費データに基づいてロジカルに考えれば、“手紙を売る”という行為はビジネスとしては先がない、と捉えることも出来るでしょう。

“インフォメーションとしての、何かを伝えるだけの手紙”これはたしかに需要は少ない。

しかし、いやだからこそ『手紙という名の“思い”や“気持ち”を届けるギフト』という意味に変換してみたら、どうなるでしょうか?

意味を変換してみよう!

フェルメールの『手紙を書く女』・・・wikipediaより

フェルメールの『手紙を書く女』・・・wikipediaより

便箋を選ぶ、ペンを選ぶ、インクを選ぶ、丁寧に書く、封筒を選ぶ、封印の仕方を選ぶ、切手を選ぶ・・・

そういった一連の行為には心がこもります。

『手紙を書く』=『心のギフト、心の交流』というように解釈する。

そんなふうな見せ方、提供方法の工夫をすれば新しいビジネスを創造することが出来ますよね。

 

良く、「今この業界は斜陽だから」「勢いないから」「ダウントレンドだから」といった言われ方をします。

しかし、見せ方や提供方法を工夫すれば新しいビジネスとしての可能性があるかもしれません。

 

あなたが今携わっているお仕事、その意味を変換して考えると、どんなことが出来ますか?

 

・・・・・そういうことです。

 

 

 

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