お店の什器デザインを考えてみよう!

公開日: VMD, 内装


メンズライクなデザインが目立つ

ここ数年のお店のデザイン。

特に、入口付近に設置されているテーブル什器の意匠(装飾要素、デザイン)は、男っぽいものが目につきます。

メンズ・レディスともに展開するセレクトショップの台頭やカジュアルなライフスタイルショップの増加の影響もあるでしょう。

少々無骨な無垢板状のテーブルトップ(天板)に真っ直ぐなアイアン(鉄製)の脚、といったディティールが目につきます。

メンズのお洋服や、メンズライクな雑貨を展開するのにはよく合っていますよね。

テーブルカジュアル3

レディスの場合はテイストによりけり・・・

ただ、レディスの場合は注意が必要です。

ベーシックでカジュアルなテイストやデニム素材のものは違和感がありません。

しかし、ちょっとエレガントなテイストやフェミニンなテイストのものには合わない場合が多いです。

例えばラインストーンがあしらわれていたり、レースが施されていたり、ファンシーなディティールの商品だったとしたら・・・

テーブル什器一つの問題ですが、やはりテイストが合わないとその商品はよく見えません。

せっかくの商品の価値が伝わりにくくなってしまいます。

これではもったいないですよね・・・

テーブルカジュアル

テイストに合わせてデザインを変えてみましょう

例え、一つのセレクトショップでも、メンズとレディスでテイストの振れ幅が大きくあるのならば、什器のデザインも変えてみるべきだと思います。

メンズは無骨なデザインのままでよいでしょう。

レディスは同じ素材を使いながらもディティールを変えてみたり。

金物の線を細くしたり、天板の厚みを薄くしたりする工夫はあったほうが良いですね。

テーブルエレガンス2

レディスならではの柔らかさを出す。

什器のデザインで繊細さを表現する上では2つのポイントが有ると思います。

一つは天板の厚み。

これは薄いほうが繊細に見えます。

前部が薄くなくてもエッジ(端の部分)が薄いだけでも効果はあります。

そしてもう一つは脚のデザインと素材。

まっすぐに太いと繊細さは感じられません。

下へ向かって細くなっていたり、曲線を取り入れたディティールにすることで繊細に感じられます。

テブルエレガンス3

お店に入りやすいデザインと両立させる。

入店に効果がある=お店に入りやすいデザインにするには、こんなやり方もあります。

前方をラウンド(円形)の什器デザインにしてみるということです。

ラウンドのデザインは、実際に置く商品の商品が角の形なら無駄なスペースが出て非効率に感じます。

しかし、お店の入り口に置くには、入りやすいという効果があるんですね。

ですので、前方だけでもラウンドのデザインにすると良いですよ。

もし完全な円形がむづかしいのなら、角を丸く落とす(アールを大きく取る)だけでも心理的には入りやすく感じます。

テーブルエレガンス

まとめ

流行りのディティールだからといって、それを什器のデザインに取り込む際には注意が必要です!

専門家に任せっぱなしもいけません。

専門家と協業しながら商品を活かすデザインになっているか?を確認することが大切。

商品に価値の伝わり方、お店の価値の伝わり方、このふたつが大きく違ってきますよ・・・

 

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

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