つい買ってしまいたくなる空間とは?

公開日: IP, VMD, VMDノウハウ, 内装


VMDコンサルタントの藤井雅範(ふじいまさのり)です。

見やすい高さを意識しましょう!

商品を展示・陳列するには、お客様の見易い高さ・手に取り易い高さを意識しましょう。

高過ぎず、低すぎず、その商品に合った高さで見せることです。

 

例えば手が届かないほど高い位置に商品が陳列されている場合。

高い位置というのは遠くからはよく見えます。

しかし、近づくと逆に見えにくい。

せっかく興味を持った商品でも高すぎて手が届かないと、不親切ですよね。

商品を見るのを諦めてしまわれるかもしれません。

こういう場合は、高い位置の商品は遠目からのディスプレイ用として捉え、同じものが手に取りやすい位置にもある、といった対応をしましょう。

 

逆にとても低い位置の場合

この一番下の段のアクセサリーは見てもらいづらい

この一番下の段のアクセサリーは見てもらいづらい

例えば小さなアクセサリーを低い位置で見せても、モノが小さいだけにわかりにくいですよね。

かがんだ窮屈な姿勢で見なければなりません。

こうなると、最初は興味があっても、途中で辛くなり、お客様は見ることを諦めてしまわれるかもしれません。

この低い位置はストックスペースにするか、靴や大きめのバッグを置くのが良いでしょう。

 

このようにそれぞれの商品にあった適正な高さを意識することで、よりお客様に見てもらいやすい環境になります。

アクセサリーを見せる空間 

さて、先ほどのような、小さなアクセサリーを展開するのに、グッと適した空間というものがあります。

それはこんな空間です。

 IMG_2283

他のスペースより、天井は低く、横幅は狭く設定されています。

おまけに、壁と同じように天井にまでウッドの板が張り巡らされています。

ちょっと狭いトンネルに入ったような空間。

こんな空間というのは妙に落ち着くんです。

ほら、小さな頃に、テーブルの下や押入れの中、ダンボールの箱の中などに入って遊んだ思い出はありませんか?

これは人間の本能的なものなんです。

大きな広間で横になる時、ど真ん中はなんだか落ち着かないので、壁に寄りそって休んだりするのも同じです。

アクセサリーなど、しっかり吟味したい場合は、ガランとした広い空間よりも、こんな囲われた空間の方が良いんですね。

なんだか気持ちが落ち着く。ゆっくり商品を吟味できる。内装の雰囲気と商品が上手くマッチする事で、商品の価値が高く伝わる。具体的には滞在時間が伸びて購買率向上する。

こんな効果が見込まれるんですね。

だからあえてこんな空間ができるように設計してあるんですよ。

 

・・・・・そういうことです。

 

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

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