『売りたい!売りたい!』では売れません。伝わるように伝えよう!その②

公開日: IP, VMD


こんにちは!

藤井雅範です。

 

横浜へ向かっている新幹線の中です。

少し肌寒い、夕方からは雨かな?

雨の横浜も良いかも?風情を楽しむことにします(笑)

 

今日は昨日のブログの続きを書きます。

お店で商品を『見せる』場合今すぐチェックしたい6つの事項、その続きです。

昨日のブログはこちら↓

『売りたい!売りたい!』では売れません。伝わるように伝えよう!その①

昨日は・テイスト・カラー・アイテム、の絞り込みについて書きました。

 

今すぐチェックしたい6つの項目その②

今日は店舗の“空気感”について描いてみますね。

4.『間』をとっていますか?

例えばショーウインドウ。

ボディ、ハンガー、マネキン、テーブル、椅子、お花、そして商品商品商品・・・

見せたいものがたくさんあるから、ついつい詰め込んでしまいがち。

わかります、たくさん見てもらいたいですからね〜

でもお客様がショーウインドウの前を通られるのは一瞬です。

その一瞬で興味を持ってもらえるか?立ち止まってもらえるか?商品に気付いてもらえるか?・・・

 

ひとつひとつの商品を際立たせて見せないと気付いてもらえません。

そのためには『間』をとることです。

今日のショーウインドウのテーマを決める。

そのテーマに合ったものをセレクトする。

逆にテーマに合わないものは出さない。

引き算する勇気、それが『間』を作ってくれる。

一つの商品を際立たせてくれるのです。

 

例えばおたたみする棚。

畳んでいるニットの隣にくっついてまたニットが畳まれている。

『間』がない。

すると、単なるニットの編地が並んでいるだけに見えます。

シルエットもカラーもディティールも伝わりません。

まず『間』をとることです。

隣の商品との間に空間をとる。

次に『たたみ方』を工夫する。

大畳みなのか?小畳みなのか?ハーフ畳みなのか?

その商品の持ち味をだす畳み方にする。

それだけで、いちいち広げなくてもその商品の持ち味は伝わってきます。

5.高さを意識してみましょう!

触りやすい高さ、手の届かない高さ、しゃがみこまないと触れない高さ。

コレを使い分けましょう。

 

お客様に手にとって頂きたいものは、やはり触りやすい高さに。

手の届かない場所は、逆に見せ場としては最適です。遠くからも目立つから。

すぐ近くで展開されている商品を『見せる場』として活用しましょう。

しゃがみこまないと触れない場所は、靴を展開する、もしくはストックスペースが良いです。

 

全体的に見やすいかどうか?は、少し引いた位置で確認しましょう。

・縦のラインで確認

上は見せ場、中央は売り場、下は靴かストック

・横のラインで確認

カラーストーリー、リズム、間

6.店舗環境を考えましょう!

最後に基本的な店舗環境について考えてみましょう。

クレンリネス=清潔な状態を維持できているか?

お掃除はもちろん、カーテンやガラス、フィッティングルームのミラーや匂い、ボディや什器の欠損。

バックストックやレジバックが丸見えになっていないか?

お店に居るみなさんにとってはアタリマエの事でも、お客様にとっては気になるものです。

・音楽や香りの演出

商品のテイストに合わせた音楽や香りの演出は、より価値を高めて伝えてくれます。

お客様の五感に伝わると、満足感の高いお買い物になります。

・サービス

例えばお出しするお茶。

それ自体は市販のもので充分かもしれません。

ただ、違う器に移し替える一手間だけで、スペシャルなお茶に変化します。

あなたの好きな陶器や器だと、お客様と話題も弾みますよ。

 

例えばお直しや包装紙。

お客様の需要に応じて即日、ゆっくり仕上げを選択出来る。

包装紙やキャリーバッグが定期的に変化する、又は選べる。

こんなことでもお客様は反応してくださいます。

 

いかがでしたか?

毎日お店の中にばかりいては気づかないことが結構あります。

お店を客観的に見る目を持つことが大切。

そのためにはあなた自身が興味をもってドンドンお買い物に出掛けることです。

別に実際に買わなくても、他のお店に入って接客を受けることは『仕事』だと思ってやってみてください。

必ずご自身のお店に反映できます。

 

ご自身の世界観を存分に表現する、それはきっと楽しい作業のはず。

それに共感してくださるお客様とは、さらに深い関係性を作れることになります。

あなたが徹底して楽しむことで、独自性のあるお店が出来上がる。

遠慮せずにドンドン楽しみましょう!

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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