新しいショッピングセンター。進化したのは壁紙と照明器具だけなの?


こんにちは!

藤井雅範です。

まだ商業施設は増えている!?

一時よりは落ち着いては来たものの、まだ新しいショッピングセンターは増えています。

一昨年は54店舗、昨年は48店舗ものショッピングセンターがオープンしたそうです。

考えてみればスゴイことですよね。

人口は減少傾向に入り、購買はECが増えているにも関わらずショッピングセンターは増えている・・・

 

リアル店舗の魅力は表現できているのか?

ボクはリアル店舗が好きだし、リアル店舗だから表現できる魅力をもっと発揮したお店が増えてほしいなぁと思っています。

 

先日、昨年秋にオープンしたショッピングセンターを訪れる機会がありました。

全国に沢山展開している、大型ショッピングモールです。

流石に新しい施設だけあって、全体環境の内装はややシックに、何処と無く高級感を意識している様子。

でもはっきり言って、『あんまり進化していないなぁ』という感想です。

使う壁紙や照明器具を変化させたり、物販のボリュームを控えめにして飲食やサービスカテゴリーに面積を大きく割くようになったんだなぁというくらいの変化。

あっ、Free Wi-Fiはありがたいですね。

 

基本的なVMDの進化が感じられない

皆さんはショッピングセンターにいる時、「自分が今どこにいるのか」「目的の店はどこなのか」わからなくなる時はありませんか?

ボクはしょっちゅうあります。よく行き慣れたショッピングセンターでもね(笑)

 

その新しいショッピングセンターは全館のインフォメーションボード1つ見ても、相変わらずの平面的な表示でした。

今の技術なら、目的地にタッチすると現在地からの最短経路を示したり。周辺を3Dビューで表現したり出来るんではないでしょうか?

大型ショッピングモールなら役立つと思うけどなぁ。

 

ディスプレイだけでは伝わりません!

パブリックスペースでのディスプレイも、もったいなかったー!

吹き抜けの下や、エレベーター前などの空間に一時的なディスプレイスペースとして使用しているもののことです。

先日見かけたものはこんな感じです。

メンズとレディス二体のスタイリングにインテリアを組み合わせて表現しています。

洋服のコーディネート、メンズ・レディスの相性、インテリアとのムード、どれも悪くない。まとまっています。

 

細かい点は気になりますが、全体としては悪くない。

でもね、決定的に残念なことが1つあります。

それは、この場所からその商品を扱っているお店にどのようにして行けば良いのか?がわからない、ということ。

このエレベーター前とそのお店の場所は結構離れているんです。

おまけにフロアも違う。

ショップ名は読みづらい・・・

 

『あっ素敵だな!』そう思ってくれたお客さんは沢山いるはず。

でも実際に店に辿り着く人は少ないんじゃないかな?

大きなショッピングセンターだし、ほかに同じような商品を扱っているお店はたくさんあるしね。

読みにくいショップ名を解読して、インフォメーションボードで探して、やっとの思いでたどり着く、そんな人は少ない・・・

 

だからそんな場合は、そのディスプレイの場所からお店までの見取り図を書いて表示してあげましょう。

そうするとお客様は素直に誘導されます。

どんなに良い商品を使っても、どんなに格好良いコーディネートやディスプレイをしても実際にお店がどこに有るかわからないとお客様は来てくれない。「良いディスプレイをした!」で満足していても売上には繋がらないのです。

「伝わっていない」ということです。

 

伝わるように伝える工夫をしましょうね

お客様を誘導して差し上げること、これはVMDの基本です。

新しいショッピングセンターには、こういった部分ももっと進化させていただきたいなぁ、そう思いました。

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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