『肩書き』で仕事をするな!

とても助けられた協力業者さん

アパレルメーカーに勤めていた時代、お世話になった協力業者がたくさんありました。

マネキンメーカー、施工業者、インテリアデザイナー、広告代理店、印刷会社などなどです。

 

たくさんのブランドを抱えていて、お店の出店も多かったので本当にお世話になりました。まるで自分ごとのように助けてもらえたからこそ、あの忙しさを乗り越えられたと思います。

 

時に業績が悪くなった時にはコスト削減のため相談させてもらった事もあったなぁ。

でもそれを聞いてもらえたのは『信頼関係』が出来ていたからだと思います。

無理を聞いてもらったところには継続して仕事を御願いしたり、新しいブランドの仕事をしてもらったり。

だから協力業者さんに恨まれる事はなかったと思います。

「そんなことねーよ!コッチは大迷惑だったよ」という方がいたらゴメンなさい(笑)

おかげ様で独立して、大手アパレルメーカーの社員という立場ではなくなってからも、引き続き仲良くさせていただいている会社が多い。感謝です!

 

立場にあぐらをかく輩!?

残念ですが、そういった協力業者さんとお話していると、こんな話がたまに耳に入ってきます。以前のボクと同じように、ファッション関連企業のVMDやインテリアや販促を担当している人からの無理な要求が時々あると。

他社への乗り換えをチラつかせての大幅な値引き要求。

出来レースのコンペや入札(事実上業者が内定しているのに形だけ他の会社にもデザインや見積もりを求めること)への参加要請。

あるいはデザイン提供したマネキンや什器や販促物をそのままで他社で作らせたり。

大手ファッション関連企業の社員という『肩書き』を傘にして、そんな無理難題をふっかける人たちもいるそうです。

もちろんそんな要請をされた協力業者さんは、たまったもんじゃない。

 

個人として信頼出来るかどうか?

でもね、ボクは無理難題をふっかける側の身を心配しているんです。

ファッション企業が、突然鉄鋼業やダイエットジムや商社にに買収されたりする事も起こっているのです。もちろん倒産も多い。

 

会社や肩書きで仕事している場合ではありません。

そんなものはいつ無くなるかわからない。

大切なのは「人と人との信頼関係」です。

これがあれば会社がどうなろうと、肩書きがどうなろうと生きていけます。

これからのビジネスで大切なのは信頼できる人間か否か?そんな関係性を築いていくことです。

これはアタリマエのこと。

基本に帰る、良い時代になった、と言えるかもしれませんネ。

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