商品の価値、活かすも殺すもアナタ次第|マネキンの活用

公開日: VMD, マネキン


昨日はマネキンについて打ち合わせでした。

ホテルでランチをいただきながらじっくりとミーティング。

色んなお話をしていくうちに、『まだまだ店頭で活用できていないなぁ』そんなことを思い返させられました。

 

マネキンはなんのために有る?

マネキンってそもそも、なんのために有るでしょう?

それは人間のフォルムを再現していることから始まります。

人間の形をしているので、すべての装飾品を、その使用状況をイメージしやすくさせてくれますよね?

ですので洋服はもちろん、それだけでなく呉服、靴やバッグや帽子、ジュエリーやアクセサリー、眼鏡にサングラスといったアイテムを表現できます。

それに、動き(ポーズ)やメイク(塗装、プリント)でその商品にふさわしい、いやそのイメージをさらに高める工夫が出来る。

そんなことを可能にしてくれるのがマネキンなのです。

 

たとえばこんな風に・・・

リアルメイクのマネキン

リアルなヘアーとメイクとポーズのマネキン。

実際のガーデンパーティに呼ばれたかのようなシーンの演出を高めて表現しています。

ミルクチョコレート色の単色に塗装されたマネキン

マネキンの塗装がミルクチョコレート色です。

これは展開されている洋服の色、ブラウン、パープル、オフホワイトといったカラーを引き立たせる効果がある色ですね!

デニムというアイテムを引き立たせるマネキン

デニムなどのボトムのアイテムは目線を下に向けないと見えにくいものです。

でもこのようなポーズのマネキンを用いれば自然とボトムが目線に入ってきます。

インパクトもありますよね!

6体並んだヘッドレスマネキン

ズラッと6体並んだヘッドレスマネキン(顔のないマネキン)

自然と商品に目線が行きます。

さらに白&ベージュ&コットン素材というショップからの提案が伝わってきます!

絞り込んだ要素をリピートさせることで商品の魅力、伝えたいメッセージが伝わるんですね!!

同じ原型の顔によるメイクとヘアーの変化

この2つの顔、原型は全く同じです。

リアルなメイクを施した時、グレーのグラデーションでまとめた時、それぞれで全く異なる表情を見せてくれます。

お気に入りのマネキンがあれば同じボディを使いながら季節で変化させる、といったことも可能になってくるんですね!

 

残念な現状

いざ日本の商業施設を見渡してみましょう。

あまりにも残念なマネキンの使われ方が多いのが現実です。

洋服の良さは?

どんなテイストのジャケットなの?

このショーウインドウで伝えたいメッセージは?

日本の商業施設を歩いてみると、白いだけのマネキンが多いです。

単純に使いやすいからなんでしょうね。

服の色もテイストも選ばないから。

でもそれはあなたのお店の扱う商品が、特に独自性や一貫性のないのもであると言った裏返しにも受け取れます。

さらには商品とポーズが合っていない、伝えたいことが伝わってこない・・・

 

さらにはこんな現実も

手の塗装が剥げたまま

指を詰められたまま!?

塗装が剥がれたり、指が折れてもそのまま使ってしまっている。

 

本来は商品の価値を高く引き出すためのマネキンです。

こんなマネキンの着用したお洋服が良く見えるでしょうか?

価値が高く見えるでしょうか?

コレなら本末転倒。

マネキンに着せないほうがマシです!!

 

日本にはマネキンのレンタルシステムが有る

現在のマネキンは殆どがFRPで出来ています。

これは産業廃棄物ですよね?簡単に捨てる事は出来ないのです。

しかし日本のマネキンにはレンタルシステムと言うものがあります。

  • シーズンで塗装やメイクを変えることも可能。
  • トレンドに応じてポーズを変えることも可能。
  • イヴェントなど一時的な需要にも対応できる。
  • もちろん塗装の剥がれやパーツが欠けたら交換できる。
  • 捨てる必要のなく、産業廃棄物を出すこともない。

このようにメリットがたくさんあります。

 

目先のコストに目がくらんでマネキンを買い取ってしまって、結果商品の価値を下げるような使い方をしてしまえば元も子もありません。

本来はあなたのお店の協力な販売促進ツールであるマネキン。

ただ体数をそろえて並べているだけではあまりにももったいない!

上手く活用して、商品の価値、お店の価値、ブランドの価値を高く伝えてみませんか?

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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