エースが力を発揮する時・・・

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

エース商品。どう展開していますか?

とても沢山売れそうだからいっぱい仕入れた商品。

本部からエースとして量を確保しているから、沢山売って欲しいと言われた商品。

確かに良く売れそうだし、店頭在庫も豊富にある。

このような商品はどう展開していますか?

「お店で一番売れそうな前のラックにかけています」・・・ナルホド。

でもそれだけじゃちょっともったいないですね!

マルチに展開してみよう!

そういったエース商品。

前のラックにかけていれば良く触られることでしょう。

でも、ひとりのお客様がそのラックを触っている間は、他のお客様はその商品に触れられません。

機会損失ですね。

また、売れた場合、次の商品が補充されるまでは、他のお客様はこれまたその商品に触れられません。

これまた機会損失。

こんなときはマルチに、色んな場所で展開しましょう!

スライド1

例えば

一番良く触られる傾斜ラックにハンギングする

その横のボディに着せて見せる

中央のケースに畳んで展開する

左のラックにフェイスアウトで見せる

右の壁面ラックにスリーブアウトで展開する

このようにすることで、機会損失が防げます。

また、マネキンに着せたり、ハンガーにかけたり、ケースに畳んだり、スリーブアウトでカラー展開を見せたり、複数の違った表情を表現することで、その商品の魅力を広く伝えることが出来ます。

ボディやラックでのコーディネート相手も変化させてみましょう。

エース商品の魅力が遺憾なく発揮できる、ということです。

 

また、①の一番触られる傾斜ラックには各SKU二枚づつ展開しましょう。

売れて次の商品が補充されるまでの機会ロスが防げますよ!

まとめ

エース品番やSランク品番などと称して、期待をこめて沢山仕入れたり、沢山作った商品。

ただ置いているだけでは、その力を存分に発揮できません。

見せ方にもこだわって、その商品の持つ価値を高く伝えましょうね!

・・・・・そういうことです。

 

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  1. 志村幸司

    商品の存在や必要性に気づい
    て頂くためにも多箇所展開は重
    要ですね。
    コーディネート提案により、消費
    者も欲しくなりますしね。

    • 藤井 雅範

      志村さん、コメントありがとうございます!
      そうなんです。
      実はこのマルチ展開、展開場所、コーディネート相手、表現手法によって効果は変わってくるんですね・・・

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