それって、ホントにお客様のためになっているのかな・・・?

公開日: マーケティング, 販促


えっ、二点買うより三点買うほうが安いの?

先日あるショッピングモールでお買い物をした時の出来事。

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ニットを一枚と、スウェットパンツを一枚持ってレジに行きました。

すると感じのよい(とてもチャーミングな女性)スタッフが、電卓を叩き始めた。

「セール品をもう一点買うと更にお安くなりますよ!」

一瞬意味が飲み込めませんでした。

 

よくよく伺うと、ボクが持って行ったうちの一点はセール品。

そして、その日はセール品を二点以上買うと更に25%OFFします、というのを実施していたらしい。

すると、そのスタッフはレジにおいてあったソックスを一枚取ってこういいました。

「例えば、これを一点追加して買ってもらったほうが、最初の二点だけ買うよりも合計金額がお安くなるんです」

 

「えっそうなんだ!」とボクは思った。

「二点買うより三点買うほうが安いんだ・・・」

広い店内をゆっくり見ていたつもりだけど、そんなセールの表示はぜんぜん目に入ってこなかった。

おそらく表示されていたんだと思いますが、わかりにくかったんでしょうね。

でもレジでインフォメーションしてくれたのは良かったですね。

 

結局、他にセール品を探すのもめんどくさいし、セールだからといって欲しい物もなさそうだったので、彼女の手にとったソックスをそのまま買うことにしました。

 

その日のお買い物での教訓はこの3つ

 

レジでお得なインフォメーションを説明して差し上げる

これはとても良いことですね。

その時気付かずに、あとで知った場合、消費者は痛みを感じてしまいます。

「あーっ損したな」って。

だからレジでインフォメーションして差し上げるのは大切なこと。

 

そもそもわかりにくい

ファッションのお買い物をするとき、その内容以前にとにかくお得だから買おうと思ってそのお店に入る人がいたとして、そういったお客様が、価格以外の価値を果たして感じてくれるでしょうか?

『セール品二点以上お買い上げで更に25%オフ』これに反応して、これを理由に店を選ぶ人が、果たして通常価格時のリピーターになってくれるでしょうか?

可能性は限りなく低い。

 

商品が大切にされない

もう一点買うとお得になるからという理由だけで追加して買われた商品。

そんな商品は大切に扱われません。

購買理由の第一が、お得になるということだから・・・

 

そして、『セール品二点以上お買い上げで更に25%オフ』

これって、お店側の都合丸出しです。

「セール品を早く捌きたいから一点でも多く買ってね!」こう言っているのと同じこと。

 

この日のお買い物での教訓は以上の3つです。

 

これって本部の設定、オペレーションの問題であり、スタッフのせいではないでしょう。

レジ付近では混乱が生じて、お客様もスタッフも右往左往している姿が見られました。

不慣れなのは少し残念だったけど、スタッフがチャーミングで親切で一生懸命なのは好感が持てましたね。

 

・・・・・そういうことです。

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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