当店には非売品はございません!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

 

『あのー、これって売り物ですか?』

こう聞かれる事、ファッションのお店や飲食店では時々あると思います。

あなたはそんな時、どんな風にお答えしていますか?

アンティークの絵本を積み上げたツリー

アンティークの絵本を積み上げたツリー

お客様は商品だけを見ているわけではない!

だいたいが装飾小物や演出備品に関して、訊ねられる事が多いことでしょう。

具体的には、ディスプレイで使ったアンティークのトランクやデザイナーズの椅子やテーブル。

額装された絵やパネル、果ては商品を掛けているラックや帽子をディスプレイするスタンド。

床にひいたラグマットから、観葉植物まで・・・

思いもよらぬものまで訊ねられる事がある。

実はこういったお店って、とっても良いお店なんです。

訊ねたお客様がそのお店のディスプレイや雰囲気を気に入っている証拠だから。

だいたいファッションのお店だとわかっていて、アンティークやインテリアの事を訊ねてくるということは、めちゃくちゃ気に入っている場合が多い。

『おそらく売り物ではないだろうな?でも素敵だな!よし、ダメで元々、訊いてみよう!』

こんな気持ちで訊ねられる事でしょう。

これって裏を返せば『あなたのお店にとっても共感していますよ』、ってことですよね。

お客様は商品だけを見ているわけではないんです。

どんどん売って差し上げましょう。

もし、あなたのお店がそういう問い合わせが多いのならば、出来る限り売って差し上げましょう。

特に高くもせず、かといって安売りもせず、市場の適正価格で良いです。

アンティーク等の市場価格が見極めにくいものは、実際の購入価格で良いでしょう。

(*適正な売上の計上の仕方、古物商許可の要不要は必ずご確認くださいね!)

お客様は、あなたのお店にあるその状態を見て素敵、といってくださっています。

お買い上げになられたあとは、きっとそのお客様の身近なところに飾られ、何かにつけてあなたのお店を思い出してくださる事でしょう。

 

そしてある程度売れたら、その売上を基にまた新しい別の装飾小物や演出備品を購入しましょう。

それをお店にある従来の装飾小物と組み合わせたり、置いている場所を大きく変更するのです。

商品のディスプレイも含めてレイアウトを大きくチェンジしてみる。

こうすると、お店の雰囲気が変わりますよね。

定期的に改装工事をしてお店の雰囲気を変えるのは大切な事です。

顧客様が飽きられない、新鮮に感じてくださる、新規の来店がある、休眠顧客を呼び戻す等々の効果が考えられますね。

しかし改装工事をするとなると、いかんせんコストも時間もかかってしまいます。

ただ装飾小物や演出備品を新しくする、場所を変更することは容易に出来るはず。

また、とっても楽しい作業でもありますよね!

商品化してみる

さらに、そういう問い合わせが多いのならば、それ自体を商品化してみてはいかがですか?

問い合わせが多い=あなたのお店でとっても良く見える=あなたのお店とマッチしている、ということでしょうから。

お洋服屋さんにアンティークの家具が売ってあっても良いし、飲食店で服飾雑貨が売ってあっても良い、というわけですね。

まとめ

『あのー、これって売り物ですか?』

そういう問い合わせの多いお店の方、これってチャンスです。

どんどん買っていただきましょう。

そしてもっとお店に共感していただきましょう。

お客様に忘れられなくなったり、新たな商品開発につながったりするかもしれません。

一石二鳥。

・・・・・そういう事です。

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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