伝わる挨拶、伝わらない挨拶

公開日: 顧客 ,


VMDコンサルタントの藤井雅範です。

デパートメントストアの朝

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日本のデパートメントストアでの朝の風景。

開店直後に店内に入ると、通路に面してスタッフが並び、入店されるお客様に対して深々とお辞儀をする。

「おはようございます」

「いらっしゃいませ」・・・

都心の高単価なハイブランド中心の品揃えのデパートメントストアなら、凛とした、気持ちの良いセレモニーとして受け取ることが出来ると思います。

ショッピングモールの場合

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このセレモニーは、地方の地域密着型のフレンドリーなデパートメントストアでもほとんどのお店が実施しているのではないでしょうか?

そして最近は、デパートメントストア以外の商業施設でも見かけます。

いわゆる、ショッピングモールでも・・・

これにはちょっと違和感を感じます。

ショッピンングモールの場合、しっかりとした丁寧な接客をうけて、単価の高いお買い物をするというスタイルのお店はあまりありませんね。

坪数に対するスタッフの数も、デパートメントストアとは比べ物にならないくらい少ない。

朝の開店時に並んでいるお客様の中には、とっても急いでいて素早くお買い物を済ませたいと考えていらっしゃるお客様も多いのではないでしょうか?

午前中はシフト上の人材配置も少なめな店が多い。

しかもこの挨拶タイムの数分間は、その貴重な一人が通路に立ち挨拶に専念している。

気の弱いお客様なら、探しているモノがあっても声もかけられずに彷徨っているかもしれない・・・

まとめ

平日のショッピングモールの開店時に、デパートメントストアの様な挨拶を行なうことが、お客様を感動させるサービスとしての役割を全うしているとは思えません。

かえって気楽に入店出来る雰囲気を阻害しているように思えます。

それぞれの商業施設、その時々のお客様の状態にあったセレモニーを考えていきたいですね。

形式だけ真似ても、そのサービスはお客様に伝わりにくい。

・・・・・そういうことです。

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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