ジオスポーツ|あったかい人達がブランドをつくっていた

こんにちは!

藤井雅範です。

GSフレンズ

先日、フェイスブックのあるイヴェントに招待がありました。

その名は『GSフレンズ』
ボクが昔アパレルメーカーに勤務していた頃に一時期所属していたブランド『GIO SPORT(ジオスポーツ)|略称GS』
そのブランドに関わった人たちの同窓会だから、きっと『GSフレンズ』というイヴェント名なのでしょう。

その名の通り、先輩も後輩もあまり堅苦しい別け隔てのない、友達のようなメンバーだったと思います。

『GSフレンズ』、良いネーミングだと思いましたねぇ。

専門スタッフの存在

1980年代後半から90年台にかけての数年間をそのブランドの一員として過ごしました。

ボクは入社3年目〜6年目といった、まだまだ若かった時期です。

ワールドという会社は当時、体育会系の気質が強く残っていて、年功序列が厳しいという風土がありました。

でもこの『ジオスポーツ』というブランドはちょっと違った。

 

『ジオスポーツ』はオンリーショップと呼ばれる、そのブランド100%のショップを作ってくれる専門店さんが主要な卸先。

なので商品構成も店頭に並べられることを前提として意識されています。

カラーやアイテム構成、スタイリングしたときの完成度も高くなるような企画です。

そこで、ブランド100%の卸先のショップを支援していくための、それぞれの専門スタッフが確立されていくようになりました。

カタログやイメージビジュアルを作成したり、キャンペーンのプロモーションを行う販売促進チーム。

展示会場の企画から店頭の見え方、ディスプレイやファッションショーの支援をするVMDのチーム。
オンリーショップの内装を設計するインテリアデザイナーチーム。

そういった、一般的な卸事業のアパレルメーカーにはあまり存在していない専門スタッフがいたのです。

ちょうどそういったチームが確立され始めた時期にボクが関わらせてもらうようになりました。

そのブランドの特徴としては、フレンドリー、あったかい人達が多かったことだと思います。

先輩のほうが圧倒的に多いにもかかわらず、専門職のまだ若いボクを信頼してくれる。

体育会系にありがちな上から目線の人は少なかった環境でした。

まるでお母さんのような(失礼)優しい笑顔を見せてくれる女性の先輩もいて、忙しかったけどあったかい人達に包まれたしあわせな時期だったように思います。

卸先や直営の販売会社の店頭のスタッフも『店頭の見え方、ディスプレイの専門家』といったボク達をあったかく迎え入れてくれて、お互いにリスペクトできる空気感があったように思います。

ファッションビジネスとして当たり前のこと

ファッションが好きな人たちがモノを作り、ファッションが好きな人たちがプロモーションし、ファッションが好きな人たちが店舗空間を作り、ファッションが好きな人たちが接客応対する。
お客さまは、そんな空間で笑顔になってくれる。
ファッションピジネスとしては当たり前の事かもしれませんが、そんな事を思い返す事が出来ましたね〜


先日再会出来た皆さん、ありがとうございました!
また、四年後に・・・

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